日本の悲劇の歴史からウクライナの近未来を占う

G7 広島サミットが始まりました。
ゼレンスキー大統領が急きょ参加します。
サプライズです。花を添える出来事です。

対ロシア、中国、北朝鮮への対応が大きな議題のひとつです。
日本としてはG7 諸国と足並みを揃え対抗するのが基本姿勢です。
アメリカの強い影響下にありますので他に選択肢はありません。

伝えられるロシアの苦戦が実際にどうなのかが気になります。
イギリスのロイターがロシアの後退を報道してます。
ウクライナが大規模な反転攻勢に出るとされます。
戦果を期待して見守ってます。

ロシアは傍若無人のようでいて批判をかわすため手順を踏みます。
支配下に置く前にロシア系の住民からの声を上げさせて侵攻の口実を用意します。
ロシア系住民の救出を名目に侵攻し親ロシア国家を建設させ統治します。
言うこと聞かなければロシア本国に拉致します。

1945年8月9日に旧満州とソビエト国境で繰り広げられた歴史を想起せざるを得ません。
米英両国との密約が侵略の根拠でした。
日本を早期に叩くためにソビエトを米英両国はコマとして使ったのです。
ソビエトのとてつもないあくどさを米両国は承知の上だったか否か謎です。
日本は北方領土を強奪されてしまいました。

ウクライナは領土の奪還ができるでしょうか。
心情的にはロシアを追い出して欲しいです。
せしめた領土は断じて返さないのがロシアの流儀です。
死守しようとするでしょう。

ウクライナとロシアで死闘が長引くと西側諸国の援助疲れが増します。
ロシアの方は大祖国戦争と位置付けてますので自分の方から止めないはずです。
惨劇が続く可能性を心配します。

どこかのタイミングで双方とも妥協せざるを得ない局面が来ます。
引き金はロシアではなく西側の援助疲れではないかと思います。
ロシアも相当に被害を被ってますので話し合いに乗り停戦というかたちです。
このケースではウクライナは領土の完全回復はできないと思います。

ロシアの日本周辺での動きが気になります。
ウクライナ戦争が収まれば日本に仕返しをしてくると思えてなりません。
北方領土の強奪を日露戦争の仕返しと捉える国です。執念深いです。
G7を反ロシアに導いた怨念を晴らそうとすると見ます。

日本は中国の海洋進出に気を取られ過ぎではないかと思います。
中国は商売人国家ですので経済で縛り付けるやり方です。
あからさまな暴力はロシアの方です。
警戒を怠ることは再び日本に悪夢をもたらすことにつながります。