立民党は”左翼小児病”を脱せるか

立民党泉健太代表が自棄のやんぱちぎみです。
150議席取れなければ代表を降りると早々とボーダーラインを引きました。
立民の衆院の議席数は100議席に届いていません。
候補者も揃っていません。
決意を表明したにしても吼えただけに聞こえます。

伏線があります。元代表代行の蓮舫さんの講演です。
報道によれば今年1月都内の大学で行ったものです。
昨年の参院選で立民党が伸びなかったことについてでした。
「泉代表の発信力がダメなのではないか。経験が浅く、知名度がない人をトップに立てると、まっとうな政策を言っても国民に届かない」
よくここまで言い放つと思わざるを得ません。

泉代表もカチンときたに決まってます。
自らを強く見せたいとの意識を持っていたに違いありません。
退路を断って大見えを切る言動につながったのではないでしょうか。

蓮舫さんが更に泉さんをやゆする発言をSNSで行いました。
泉さんが反論しメディアで報じられました。
第3者から見れば子供のけんかに見えます。
野党第一党の座が危ういというのが納得させられます。

仕掛けたのは蓮舫さんの方です。
苦境の泉代表に対し元幹部が批判する行為に眉をひそめます。
こうした行為が立民らしいなと思います。
蓮舫さんが泥をかぶる立場に回るようだったら立民への期待感は続きます。
泥をかぶるとは泉さんを励まし共に戦う姿勢を取ることです。
泉さんの知名度が足らないならその不足を補おうとする献身的な姿勢を示すことです。

代表は選挙で選ばれたのです。
このような形で代表を攻撃するのは自分が地位に就けないやっかみと思われます。
自分が目立って結果的に党を貶めるのでは何おかいわんやです。
こうした体質を改めない限り立民に希望は見い出せません。
溺れているものを逆に叩くような政党ではお先真っ暗です。

左翼小児病という言葉があります。
左翼系は理論ばかり戦わせて子供じみているというやゆです。
左翼小児病に罹ると何かを創り上げることができません。
成果を挙げる前に口げんかで空中分解してしまうからです。

左翼系は実績を残す実践体験が不足しているのだと思います。
実践体験があれば泥をかぶることを学びます。
自分が目立つことばかりを考える組織は困難な状況に脆弱で崩壊しがちです。
左翼系に分裂騒動が多いのはこうした背景があると思います。

左翼小児病の治療には捨て身で泥をかぶれる人の登場が必要です。
元代表クラスが騒動を治める必要があります。