元気で長生きの日本への道

経済関連の世界ランキングを見るのは覚悟がいります。
日本の位置がつるべ落としのように下がってます。
日本はG7国で最も貧しい国です。
一人当たりのGDP=国内生産額はイタリアに抜かれ最下位です。

2000年には39173ドルで世界1位でした。
2023年は35385ドルです。惨たんたる有様です。
この間アメリカは36313ドルから80035ドルです。
ジャパンアズナンバーワンと称された時代は彼方に遠ざかりました。

日本は技術開発立国ともてはやされました。
科学技術の土台をなすのは基礎研究です。
注目度の高いとされる科学技術論文の引用数に反映されます。
日本はベスト10から転落し12位となりました。
中国、アメリカ、イギリスがベスト3で日本はスペイン韓国に抜かれました。

貧乏で将来の発展可能性も乏しいというのがどうやら実情のようです。
由々しき事態であると感じます。
より深刻に思うのは日本国民は頑張っているのです。
さぼっていないのに豊かになれず研究開発力も低下しているのです。

日本人は寝不足です。
日本と韓国を除くと世界の国々の人は平均で8時間以上寝ているというのです。
「セゾンの暮らし大研究」からの引用です。

世界一「寝不足」な国、日本に警鐘…睡眠不足と認知症の深い関係


日本は58%の人が7時間未満です。

専門家は寝不足は肥満や生活習慣病を引き起こすリスクが高まると警告してます。
認知症のリスクとの関連も指摘されているとのことです。
寝不足の原因は頑張っていることの裏返しだと感じてなりません。
何か切なくなってきます。

残る日本の自慢は平均寿命です。
WHO=世界保健機関の発表ランキングでは日本は84.3歳で堂々の世界1位です。
経済力1位のアメリカは78.5歳で40位です。
しかしこのランキングも寝不足の影響が出ないか心配です。
長生きしても病気になってしまっては本末転倒です。

各種データから日本は国づくりを大変革しなければならない岐路にあることがわかります。
まずは土台となる経済の立て直しが急務です。

日本の富を奪っているのはエネルギーと食料の輸入であることは自明です。
それぞれの自給率を上げれば息を吹き返します。
それと人財が命です。もっと人に投資しなければなりません。

お金が回るようになりひとづくりの環境が良くなれば睡眠時間も増えます。
休養が取れれば元気で長生きが見えてきます。