“雑草”との共存共栄を目指して

26日から28日まで3日間、草刈りに追われました。
開成町は来月10日からあじさい祭りが始まります。
祭りを前に町をきれいにしようと清掃活動が実施されます。
26
日は地元自治会の老人クラブの清掃ボランティアの日でした。

私も昨年から仲間に入りました。
道路わきの草刈りけっこう手間がかかります。
ちょっとでも土があれば草が根を張っていてしぶとさに感心しきりです。
1時間半ほどかけて担当エリアをこなしました。


27
日はあじさいの里の草刈りです。
仲間と一緒にあじさいの里親となって管理してます。
200
メートルほど農業用水路脇のあじさいの手入れをしてます。
今年は1月に肥料を与えたのが良かったようです。花が大きく見栄えが良いです。
ウォーキング中の方からきれいだとほめられました。


28
日は足柄の歴史再発見クラブ有志で酒匂川の土手沿いの草刈りを行いました。
管理している神奈川県と契約を結び有償のボランティアです。
今年初めての試みで200
メートルほど草刈りを請け負いました。
クラブの活動費の不足を補うための取り組みです。
出版物の印刷費用に充てようと考えてます。

総勢7人で行いましたが距離が長く1日では終わりません。
あじさい祭り前に目立つところの草刈りを行い残りは祭りの終了後行います。

3日間草刈りをすると筋肉痛が出ます。
最終日は午前9時から夕方4時過ぎまでかかりましたのでへとへとでした。

今放送中の朝ドラは日本の植物分類学の基礎を作った牧野富太郎博士の物語です。
著名な歴史小説家の山本周五郎さんが牧野さんと会話した時のエピソードです。
牧野さんから「雑草という名の植物はない。」と言われたそうです。
山本さんはギャフンとなったということです。

確かに雑草という名の植物はありません。すべて名前がついてます。
雑草という呼び名は人間の勝手な価値観が入ってます。
みな必死で生存戦略を練って生き延びてますしそれなりに役立ってます。

土手ののり面を覆う“雑草”が無いと乾燥した時に土埃が飛んで困ります。
立派なガード役を役目を果たしてます。
草むらがあるから昆虫も生きることができます。
昆虫がいなければ植物は生育しません。

草刈りをしながら“雑草”との共存共栄に思いを馳せました。
草刈り仲間から子供たちの遊び場づくりのアイデアが出ました。
土手沿いのプレイパークなんて面白いという話で盛り上がりました。
管理もしやすくなり”雑草”とも仲良くできそうです。