2050年の日本を輝かせるために

10年ひと昔。30年ひと世代。
天皇皇后両陛下はひと昔を3回くぐられひと世代を過ごされたことになります。
一度ブログで書きましたが再度紹介します。

1993年6月9日午後東京・九段の衆議院議員宿舎に居ました。
自民党の梶山静六幹事長の部屋の応接間で向き合ってました。
梶山さんはご成婚の式典に出席するため宿舎に居たのです。
「ご成婚できっと良いことがありますね。」
ソファーに座っていた梶山さんに話しかけました。

正直に話すとお体裁です。
梶山幹事長を取り巻く環境は厳しかったです。
苦しい立場にある梶山さんに少しでも元気を出してもらいたいとかけた言葉でした。
ご成婚は希望の光に思えました。

6月18日宮沢喜一内閣への不信任案が提出されました。
小沢一郎さんらのグループが賛成に回り不信任案が成立、解散・総選挙となりました。
8月の選挙で自民党は単独過半数割れ細川護熙連立政権ができ自民党は下野しました。
8月5日私はNHKを退職し波乱万丈の人生へ漕ぎ出しました。
天皇皇后両陛下のご成婚30年の報を聞き運命の1993年を思い出しました。

今私の射程はひと世代後の2050年に広がってます。
この時点で再生する姿を見せていないと日本は奈落の底に落とされると思います。
人口減少の流れをどの程度食い止め活力を維持しているかが関心の第一番です。
地球環境の保全への取り組みが功を奏しているかも結果が出ます。

2030年までに明確な指針を固め着実な実践が始まっていないと間に合いません。
7年弱しかないのです。
そこから20年、2040年が中間点です。

これまでのやり方で何とかなるとの勘違いは早く拭い去らないとなりません。
地方都市や中山間地域では挑戦をした地域が生き残ります。
そうでない地域は衰退の道を辿るか、極端な場合は消滅の危機にさらされます。
待ったなしです。

住民に危機感を持ってもらえるかが焦点です。
住民を喚起するのは地域政治家たちの役目です。
危機感を持てと騒ぐだけでは空回りです。
地域政治家自らが目を見張る行動を率先してとることが効果的です。
そこまでする時代なのかと目を覚ましてもらうのです。

日本国内に着目しているだけでは地域の活性化はおぼつきません。
首長はもちろん議員であっても海外と接点を持てる能力があるかが問われます。
グローバル企業の投資や国際財団の寄付を呼び込む時代だからです。
国に頼らず地域政治家の方から挑戦してみたらどうでしょう。