小田原市長選挙、どうする加藤憲一さん

「地方自治ウォッチャーズ〜県西オンブズマン〜」という団体があります。
神奈川県西部地域の行政課題を調査し発信する活動を続けています。
17日午後の勉強会に呼ばれました。
統一地方選挙後の地域政治を語りました。

低投票率、無投票、女性議員の増加、維新の動向を話し本題に移りました。
来年5月の小田原市長選挙です。
県西地域の拠点都市の選挙ですので注目が集まってます。
加藤憲一前市長の動向次第だと話しました。
NHK大河ドラマ風に言えば「どうする憲一さん」となります。
加藤さんが出るかどうかで様相は一変します。

守屋輝彦市政について批判の声は根強いです。
しかし自民党を主力とする強固な支持基盤に支えられています。
有力候補者でないと対抗は困難です。
加藤さんが一番手なのは明らかです。

加藤さんは進んで態度表明しません。
支援する声が大きければ検討するという姿勢に終始します。
リベンジの声は加藤さんの応援団の中から出始め集会も開かれています。
来月も比較的大きな集会が持たれると聞いてます。
現段階では加藤さんの姿勢は変わってません。

加藤さんのリベンジなるかは加藤さんの熱意にかかっていると思います。
3期12年市長を務め前回の選挙で落選しました。
加藤市政に対し結論はひとまず出たのです。
コロナ対策での10万円給付公約や市立病院建設にまつわる不可解な行動はあります。
そうであって強固な地盤を持つ現職をひっくり返すには熱気が不可欠です。
その熱気は加藤さん本人の強い情熱があってこそ生まれます。

守屋市政を誕生させたのは加藤市政への反発が底流にありました。
経済政策の消極性やスピード感の欠如に対し経済界を中心に批判は強かったです。
その結果守屋市長が誕生しました。
加藤さんはこの事実を直視し反省しないといけないと思います。
その上でもう一度舞台に立たせて欲しいと自ら熱く訴える必要があります。
市民からの要請があればなどと受け身の姿勢では熱気はうまれません。

「デジブラ城下町」なる正体不明な事業が進行中です。
国庫補助が付けば何でもありなんておかしいです。
デジタル機器搭載のポールを設置し市民の幸福感を向上させる???。
まっとうな業者ならば受注は不可能です。目的果たせないからです。

守屋市政は不可解な方向を歩んでしまってます。
でもそうした市政を誕生させてしまったのは加藤さんです。
加藤さんがこの責任を感じているのならば自ら前面に出てしかるべきです。