小言(こごと)集


開成あじさい祭りが終わり21日酒匂川の土手沿いの草刈りの仕上げに取り掛かりました。
足柄の歴史再発見クラブで出版費用を稼ぐため有償で作業をしています。
神奈川県と契約し初夏と10月の2回刈り取ります。


有志5人で午前9時に集合し作業を始めました。
祭りの前にきれいに草を刈っておきましたので仕事は早かったです。
農協から小さな耕運機型の草刈り機も借りました。


きれいになるとなぜもっと場所を活用しないのかとの思いが募ります。
近くは新しい住宅地です。子供たちの遊び場がいちばん手っ取り早いです。
定期的なマルシェの開催も面白いです。
県に提案しようと話し合いました。


刈った草を軽トラ2台に積み開成町内の処理場に運びました。
グリーンリサイクルセンターと言って私が町長時代に立ち上げました。
草を下ろそうとすると仰天しました。
受付の係員も作業員も応対がぞんざいです。

こちらはボランティアで慣れていませんのでまごまごするばかりでした。
罵声が浴びせられました。“邪魔だ!”。
町の政策で作られた施設なのにあ然としました。

昼休みに処理場を運営する業者グループの幹部に電話を入れました。
草刈りボランティアをしている人間に対する態度がなってないと強く抗議しました。
先方は驚きすぐに連絡を取ると返答しました。
午後再び草を運んだところ先方の態度はひょう変していました。

町をきれいにしようと頑張っているのだからそれなりの応対をお願いしたいと伝えました。
私のように文句を平然と言う人は少数派でしょう。
聞くところによると一般町民はびくびくしていたとのことです。
はっきり意見して良かったと思いました。


休憩でお茶を飲んでいて展示してある水防器具の腐食の話しになりました。
武田信玄が考案したとされる「聖牛」という水防器具があります。
水勢を弱めるために木材で組み立てたもので県が土手に展示しています。
腐ってしまって今にも崩れ落ちそうです。
県や町役場に連絡しているのだが対応が遅いとのことでした。


ちょうどその時2人の町役場の職員が町内の見回りに通りかかりました。
すぐに呼び止め事情を話しました。
調査してすぐに県と連絡をすると回答しました。
崩れて事故になったら県の責任問題になりますので迅速な対応を願いたいです。

ひと昔前、すぐやる課という部署の設置が話題になった時期があります。
行政のスピード感に対する不満は根強いです。
神奈川県からお手本を示して欲しいです。