御殿場線山北駅を最先端スマート駅に

5日の神奈川新聞に県内の4分の1の鉄道駅が無人だと報じられてました。
首都圏でも無人化が進んでいて驚きました。

県内の駅は全部で389。99が一部もしくは終日無人だということです。
県議会の予算委員会で県が明らかにしたと書かれてました。
共産党の大山奈々子議員に対する答弁です。

私が住む神奈川県西部地域は人口減少地帯です。
小田原市国府津と静岡県沼津市を結ぶ御殿場線があります。
1933年に小田原と熱海を抜ける丹那トンネルができるまでは東海道本線でした。

県内に8つ駅があります。
下曽我駅、上大井駅、相模金子駅、東山北駅、山北駅、谷峨駅。
終日または時間帯によって無人です。
東海道本線でも小田原市西端の根府川駅は無人です。
根府川の次は真鶴駅です。
こちらは無人ではありませんが町が神奈川県唯一の過疎地域指定を受けてます。

記事では駅の無人化はハンディキャップのある人の行動に支障が出るとしていました。
介助者がいないと乗降は困難ですので指摘通りです。
でも人口減少の流れを止められる状況ではありません。
鉄道会社も経営を考慮すれば省力化、無人化は避けられません。

逆転の発想です。
無人駅の存在が逆に最先端の未来駅のチャンスと考えたらどうでしょうか。
世の中AI時代です。
駅員ロボットの登場は遠い将来ではありません。
最先端の取り組みの実証実験を行ったらどうでしょう。

御殿場線沿線の静岡県側には裾野駅があります。
トヨタが自社工場の跡地でスマート都市づくりの実験を進めてます。
その成果の一部を裾野駅周辺で展開し地域貢献して欲しいです。

御殿場線が東海道本線だったころの山北駅は繁栄を極めていました。
現在は駅前に降り立っても人の姿が見えずひっそりとしてます。
西丹沢への乗降ポイントですので賑わいを取り戻す手はあります。

日本一の無人スマート駅といううたい文句はどうでしょう。
AIロボットの送迎や観光案内、駅舎の再生可能エネルギー徹底活用。
大学とタイアップして実証実験を重ねるなどやりようはあります。

御殿場線はJR東海の管轄です。
リニアだけでなく小さなスマート事業にも力を注いで欲しいです。

JR各社をまたいだ乗り継ぎの不便さがあります。
東海道本線と御殿場線の結節点の国府津駅もそのひとつです。
ICカードシステムの違いで自由な乗り換えができません。
AI時代なのに原始時代みたいな手間が必要なのは悪い冗談です。
AIに相談し早く解決して欲しいです。