足元の歴史から中国との友好交流へ

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昨日、神奈川大学教授で日中文化交流を研究している馬興国さんと大東文化大学大学院教授で中国の古代哲学の研究者の管寧さんが開成町に来られました。

神奈川県日中友好協会の集まりで馬さんに中国の治水の神様、禹王が酒匂川の治水の要衝の守り神になっていると伝えたのが今回の訪問のがきっかけです。

一度この目で禹王の遺跡を実際に確かめたいということになりました。足柄の歴史再発見クラブの佐久間俊治会長を始め7人で迎えました。

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かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷で囲炉裏を囲み、開成町のふるさと弁当、郷弁を食べながらこれまでの調査結果を話しました。

馬さんと管さんは、日本に禹王の遺跡や地名がたくさん残っていること、それを日本人の民間の人たちが調査していることに目を見張ってました。

食事のあと、酒匂川の治水の遺跡の現場を訪れて禹王の石碑や禹王を祀っている神社を実際に見て回りました。目を皿のようにして見ていました。

現場調査のあと開成町の府川裕一町長を表敬しました。日本と中国の文化のつながりが深いと馬さんらは印象を話していました。

足柄の歴史再発見クラブの皆さんが足元の歴史を探求し中国の治水の神様が祀られていることを再発見しました。ここから中国との交流が始まりました。

中国への現地調査も何度も行いました。中国の研究者や民間の歴史団体ともつながりを持つことができました。その輪は広がっています。

足元の歴史探求から中国との深い文化の結び付きが共有できます。こういった関係をもっともっとうかめていけば対立を超える何かを掴むことができます。

政治の世界は対立する一方であっても双方の文化の基盤は互いに結びついているということが理解されていれば決定的な対立を防げると信じます。