真鶴町松本町長、早期辞職し町長選で信を問うべき

昨朝、郵便ポストに新聞と一緒にミニコミ紙が入ってました。
真鶴町の木村勇元町議が発行しているものです。
真鶴町の町長リコール署名で不正があり横浜地検小田原支部に告発したという内容でした。
対象者はひとりで筆跡が異なるとしてます。

町選管ではリコールの法定数を289人上回る2362人を有効としてます。
ひとりの不正では住民投票の実施を止められません。
木村さんはひとりであっても重大な問題なので告発に踏み切ったということでした。

報道によれば松本一彦町長自身も35人分選管に異議申し立てをしたということです。
町長自らリコール賛同者名簿を確認した形です。
町長派と反町長派がつばぜり合いする音が聞こえてくるようです。
松本町長は早期辞任を否定してます。住民投票が次の決戦の舞台です。

住民投票は9月に実施の見通しとされてますので町政の空白はしばし続きます。
住民投票で否決となればひとまず混乱は収束します。
松本町長が失職ということになれば町長選となります。

真鶴町の混迷がここまで深まったのには様々な要因があります。
松本町長にき然たる姿勢が欠けているのがいちばんだと思います。
姿勢の揺らぎが一昨年暮れの出直し町長選で再選後も混乱を誘発させました。

松本町長の構えに注目してます。
住民投票、町長選に臨むにあたり立ち位置を明快に示すことが何よりです。
真鶴町をどういった方向に持って行くのか明快に町民に示す責務があります。
そうでないと町長の座に居座りたいだけと受け止められます。
まちづくり構想がないまま町長の座に留まることは許されません。

松本町長に自分こそ町長に相応しいとの気概があるならば早期辞職が本来です。
混乱を収拾するための最良の一手だからです。
まちづくり構想を堂々と掲げ町長選で信を問うべきです。
混乱をいたずらに長引かせることは町をおとしめるだけです。

真鶴町の人口は6772人でピーク時より3500人以上減少です。
出生率は2019年、0.74で惨たんたる有り様です。
いがみ合っている余力は皆無です。

今年は真鶴町を一躍全国区にした「まちづくり条例」制定から30年です。
美しい景観を守った町の条例が果たしてきた役割を点検するタイミングです。
人口減少を食い止めるためにはどうすれば良いか本気の議論が必要です。
今のままでは進めようがありません。

松本町長が混乱の早期収拾に向け不退転の決意を示す以外にありません。
優柔不断は卒業の時です。