古民家で”お化け屋敷”

20日は東京で所要があり夜自宅に戻りテレビをつけました。
NHKBSプレミアムでお化け屋敷の番組を放送してました。
「ダークサイドミステリー」です。今ブームなんですね。

お化け屋敷と言えば遊園地の片隅という固定観念は古いです。
廃墟となった病院をまるごと屋敷にしているところもあります。
古い病院というだけでお化け屋敷の雰囲気を高めます。
無人の病室だけでも背筋がぞくぞくします。
手術室や霊安室となると髪の毛が逆立ちそうです。

住宅街の空き家をお化け屋敷に活用している例もありました。
空き家対策は全国で悩みの種ですので感心しました。
地域の子供たちにお化け役になってもらうアイデアも紹介されてました。
仰天メイクでゾンビに扮してました。

古典的なお化け屋敷でも迷路のような通り道を作りお化けを配置する工夫もありました。
VRを使って寝転びながらお化け屋敷体験というものありました。
最先端映像技術と音響でまるで屋敷を歩くのと一緒の恐怖感を味わってました。
いやはや面白いです。

私は一度お化け屋敷をプロデュースしたことあります。
町長になった私は小学6年生を議場に集め子ども議会を始めました。
子供たちからお化け屋敷の提案が出たのです。
やろうと即座に応えました。

かやぶき屋根の古民家、瀬戸屋敷の改修の準備を始めたところでした。
当時の瀬戸屋敷は傷みがひどく雰囲気もそれらしいものがありました。
この場を会場にしました。
一夜カギのお化け屋敷でした。子供たちは大騒ぎでした。

先生や保護者が準備にあたりましたが大変な作業でした。
恐らく懲りたのでしょう。
残念ながら一年きりで終りました。

テレビを見て妄想が湧き起こってきました。
お化け屋敷は江戸時代の後期に誕生したと言われます。
瀬戸屋敷も江戸時代以来の歴史を誇る町文化財です。
お化け屋敷も文化です。挑戦する価値あります。
近くにもう一軒古民家「紋蔵」があります。
こちらはひなびてますので更にお化け屋敷に合います。

空中に怖いお化けを映し出す映像技術を使えば話題を呼びます。
お化けの出演者募集も楽しそうです。
恐怖体験の後はホッとする場が欲しいです。
屋敷を一歩外に出れば休めるおもてなしの場を庭に用意。

お化け人形より俳優の方が恐怖を与えるようです。
相手の反応を見ながら動けるので脅かし方が上手だということです。
私もド派手なメイクでお化けになりたいです。
できれば来年8月期間限定開催、瀬戸屋敷に提案します。