続・大学生の発想に今年も刺激を受けてます。

今の学生はやさしい心の持ち主が多いと感じます。
レポートにも優しさは反映してます。

弱い立場の方々へのまなざしがあります。
教育の在り方をテーマに書いたレポートがありました。
教育というと私などは通常の学校を中心に考えがちです。
学生が提起したのは学校に通えない子供たちの学校でした。

不登校の子供たちを預かるフリースクールの充実で街の個性を出すプランでした。
自然豊かな街で心の痛みに寄り添ってくれる場があれば子供たちは輝きを取り戻します。
フリースクールのまちづくりです。新鮮です。

4月の湯河原町長選を思い出しました。
奮戦虚しく敗れた土屋由希子さんが訴えていました。
湯河原町は子どもの数が減少し学校を統廃合しなければならない状況に直面してます。
逆転の発想で土屋さんは捉え直してました。
俳句にしないで学校に通えない子供たちをケアする学校にしようというアイデアでした。
学生の提案と同じ目線です。

インクルーシブ教育を特色にしようというレポートもありました。
障害のある子供たちも一緒にという発想の教育です。
賛否両論あるところですが現代の学生はこうした教育を受け入れるところがあります。
やさしさの発露だと思います。

学生はゲームや漫画の世代です。
ゲームとマンガは日本のサブカルチャーの代表選出で世界に通用します。
この日本の文化を活かし人口減少問題の解決につなげたいとの提案もありました。
過疎地域をアニメや漫画の聖地としようという発想です。
聖地になり続けるには若い力が必要ですので学生の挑戦を期待します。

大学と過疎地域をピンポイントに結び付け活性化につなげようとのレポートがありました。
大学が特定地域と様々な側面で連携しまちづくりに協力するのは大歓迎のはずです。
防災、農林水産業体験、イベント企画などなど可能性は無限です。

安全なまちづくりに関連し空中都市と地下都市ふたつの方向の提案がありました。
地震などの大災害への対応としてのアイデアでした。
私は飢えに延びるのはもはや限界で地下の方が可能性あると思います。
考えたくない話題ですが地下はシェルターにもなるからです。
ただし水害を防ぐための備えが必要という弱点があります。

学生の提案を読みながら最後に思ったことがひつつあります。
どんどん日本の若者の数はは少なくなっています。
早く責任ある立場に据えて力量を蓄えて欲しいということです。
若者たちに場をどんどん譲ることが最大の教育です。