熱中症考

去年夏のことです。熱中症になりかけました。
「あしがら平野一円塾」で管理しているあじさい農道の草刈りをしていた時です。
ひとりで作業をしてました。
下着の上にヤッケを着ていたのが悪かったです。
熱がこもり気分が悪くなりました。

おかしくなるとまたたくまに悪化します。
近くで知人の農家の方が作業をしていました。
挨拶する元気もなく慌てて車に乗りました。
自宅まで7、8分ですがとてつもなく長く感じました。
運転しながら滝のような汗が出て止まりません。

何とかたどり着きトイレに駆け込みました。
吐きそうだったからです。でも吐けません。
水を飲みぐったりと横になりしばらく過ごしました。
10分ほど経過してようやく動けるようになりました。

熱中症を甘く見るのは危険だと思い知りました。
兆候はわかるはずと思い込んでいるとえらい目に合います。
急激に症状が悪化することに注意が必要です。
運転中に気を失いかねませんでした。
こまめに水分、こまめに休息は鉄則です。
猛暑の作業は避けた方が良いです。

息子家族が長期の旅行に出かけました。
私がカブトムシ、妻が鈴虫当番になりました。
すぐに異変に気付きました。
カブトムシのオスがひっくり返っているのを発見しました。
日が当たらないところに置いていたのですが猛暑で気温が上がり過ぎたようです。

慌てて3個の虫かごを木陰に移動しました。
セミが良くなく場所なので昆虫には適当だろうと思ってました。
ところがオスとメス一匹ずつまたもや動きません。
昆虫ゼリーの交換の際に見つけました。

これはえらいことになったと焦りました。
木陰でも今年の夏は暑過ぎるようです。
ネットで調べると20度台が適温だと書いてありました。
30度は間違いなく超えていたのでこたえたのでしょう。
カブトムシも熱中症になったのだと思います。


屋内の涼しい場所に移動しました。
3人のぼくちゃんたちがいずれ帰ってきます。
厳しい追及に耐えられるか自信がありません。

鈴虫は玄関わきに置きました。
鳴き声に張りがないというか声がこもっていると感じました。
虫が死んでいるのも見つかると妻が言ってました。
6月末から鳴き続けているので寿命も来ているのだと思いました。

エアコンが効いている部屋に虫かごを移しました。
美声が戻りました。
鈴虫も暑かったのです。

今年の夏は猛暑が続くと気象庁が発表してます。
体調管理にはいっそうの注意が必要です。
人間だけではありません。生き物全てです。