ミスマッチが新しい時代を創造する。

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3日小田原の報徳二宮神社に初詣に出かけました。私たち夫婦はこの神社で33年前に結婚式を挙げました。妻はドレスでした。

結婚式を紹介する最近の雑誌は、神社の結婚式は、着物だと決めているものが多いという話を聞きました。昔の方がこだわりがなかったようです。

女性にとって結婚式でどのような服装を着るかは重大問題です。めったにない晴れ舞台です。先入観なしに自由に選びたいものです。

神社の結婚式=着物と決めてかかってしまっては選択肢が狭められてしまいます。神社にとってもそれだけお客さんが減りかねません。

神社だからこそ似合うウェディングドレスも必ずあるはずです。和風のデザインを目一杯取り入れたドレスで神様に誓うなんてカッコイイと思いませんか。

こうしたミスマッチ感は感性を刺激します。新しい価値観を創る源になります。既製の概念を取り払うきっかけです。

町づくりにもミスマッチは大切です。例えば、かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷で、クリスマスイルミネーション。あっと言わせると思います。

伝統ある建物で伝統の年中行事も大切であることは言うまでもありません。しかしたまには強烈なスパイスも必要です。

日本は多種多様な文化を巧みに取り入れて自分のものにしてきました。ミスマッチぐらいで根っこの伝統は崩れません。

もっと冒険心があって良いと思います。時間や場所の違いを全く無視して異質だと思っているものを提示することから新しい何かが生まれます。