まちづくり、大ぼら首長の出現に期待

まちづくりで”画期”となる成果がなぜでないかやきもきしてます。
子育て支援充実で注目を集めている自治体があります。
これは私が思うところの“画期”とは若干イメージが異なります。
サービスを充実させる政策ですので決断しやすいです。

本物の“画期”とは実現不可能と思われる難事業を成し遂げることです。
国際政治のレベルで言えばウクライナへの軍事侵攻を止めさせることです。
国策レベルで言えば北方領土の4島返還とかです。
地方のまちづくり分野ではここまで大胆なものはありませんが近い政策はあります。
賛否真っ二つでしたが大阪都構想は“画期”の範ちゅうです。

もっと小さな取り組みでも“画期”はあり得ます。
手前みそになってしまいますが富士フイルム先進研究所の誘致はそうです。
同時に進めた酒匂川に新しい橋を架ける事業もそうです。
かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷の再生も範ちゅうだと思います。
当初はすべて実現が危ぶまれれてました。

この手の“画期”的な事業が無くなり久しいです。
このため11日のブログで触れたように遊休地ばかりが増えてしまい税収が減っています。
税収が減れば配分する原資が無くなり子育て支援も出来なくなります。
税金をもたらす事業の中に本物の“画期”を求めるべきです。

地域のリーダーたる首長に勇気が足りません。
挑戦するマインドが乏しくなっているように思えてなりません。
国のモデル事業に寄りかかっていては住民に夢を与えられません。

大ぼらを吹く勇気が必要です。
公言すれば腹をくくり果敢に行動する踏ん切りがつきます。
リーダーが強い意志を持ち方向性を示せば職員から必ず知恵が出ます。
これがリーダーの役割で職員との本当の役割分担です。
リーダーが行政スタッフの一員になってしまうと大きな仕事ができません。

11日のブログで触れた先進的なリハビリ専門病院構想を例に挙げます。
最初から無理と思えば1ミリも進みません。
首長はやれるかどうかわからない事業に人生をかける仕事です。
やれると確信を持てれば事態は実現に向け動き出します。

首長は住民の夢を実現させるプロデューサーだと言えます。
これほど面白い仕事はありません。
首長の皆さんの覚醒を願います。

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