真鶴町長選、危機の時代の首長のあり方を問う選挙

分断を深める真鶴町長選に横須賀市議が舞い降りました。
元町幹部との激闘を凝視したいです。
危機の時代の首長の役割は何かを考える格好の選挙だからです。

行政は執行機関ですので決められた業務を遂行するのが仕事です。
首長の役割を行政の長に限定すると大胆な発想が生まれません。
行政スタッフが決めた手順に沿ってマシーンのように仕事することになるからです。
こうしたタイプの首長はお飾りになってしまいます。

首長は独自の視点で大局を見て方向性を指し示すのが仕事です。
この仕事を行政スタッフに委ねることはあり得ません。
首長が全面的に責任を負う部分です。

首長が挑戦する方向に舵を切れば歯車は回ります。
責任を取る姿勢を明確に示せばスタッフは必ず応えてくれます。
こうした首長の仕事は平時ではなく危機の時にこそ問われます。

真鶴町の行政と議会との信頼関係は崩れてしまいました。
職員の退職者が相次ぎ町役場は機能不全に陥っているとされてます。
町始まって以来の危機だと言って良いです。
有権者はどん底の真鶴町を救う素質を有している首長を選ばないとなりません。
そうしないと本当に町は崩壊します。

この時期に真鶴町長になることは困難であると同時に無上の喜びです。
全国的にその名を轟かせたほどのピンチをチャンスに変える可能性があるのですから。
挑戦する喜びを爆発させているかは重要な判断基準です。
危機を救うには危機を楽しめるぐらいの度量が無ければやってのけられません。
町の危機を救う器の大きさがあるかを問う町長選挙だということを認識する必要があります。

政策も技術的な細かな話しは二の次三の次です。
真鶴町のまちづくりの原点は何か大きな目標を明示できないと始まりません。
分断を乗り越えるのにちまちました話は意味がありません。
未来に向かって大きな政策を語れる候補者である必要があります。

急激な人口減対策は必須です。
神奈川県唯一の過疎地域の座に甘んじてはいけません。
東海道本線の駅があり地域資源に溢れています。
過疎から脱却できます。
あと経済活性化も必要です。

大風呂敷で結構。
大胆不敵な処方せんを語れる胆力を持っているかどうかは大切です。
興味が尽きない選挙です。