まっとうさの証明を得た土屋由希子元町議の今後に期待
人がいちばん欲しいのはまっとうに生きた証だと思います。
証明が要ります。
感謝状、勲章、銅像からノーベル賞まで様々なレベルがあります。
権威ではあるのですがまっとうに生きた証明書かというとずれを感じます。
むしろ日々の報道の中でまっとうさが垣間見えることがあります。
18日付の神奈川新聞に目を疑う記事が掲載されました。
湯河原町で3年間で8200万円もの賃金が未払いだというのです。
時間外労働を命じておいてサービス労働としていた構造的な問題です。
町役場が”ブラック職場”だといわれても仕方ありません。
働き方改革とほど遠い環境です。
問題が明るみに出たのは元町議の土屋由希子さんの議会質問です。
2020年11月議会で独自の情報に基づいて町役場を追及しました。
町は調査せざるを得ない状況に追い込まれました。
その結果が先の報道です。
町当局に臆することなく追及する土屋さんがいなければ闇に葬られてました。
土屋さんのダメなものはダメと正義を貫く姿勢が解明の糸口になりました。
報道は土屋さんの行動がまっとうであることの証明です。
調査は3年間でそれ以前はどうだったのか不明です。
このようなことがなぜまかり通ったのか問題の核心はやぶの中です。
湯河原町議会は徹底調査する重い責任があります。
土屋さんは町税滞納者リストを議会に提供した問題で町議会と全面対立しました。
町議会の議会だより紙上で悪質な誹謗を受けました。
土屋さんは裁判に訴え議会による違法な行為を認定する一審判決を2月勝ち取りました。
一方土屋さんも痛恨のミスを犯しました。
真鶴町の町議選に絡んで有権者名簿を写メしてしまったのです。
町行政と議会を徹底して叩いていた土屋さんに逆風が吹き荒れました。
土屋さんは4月の町長選に挑みました。
現職の冨田町長との激闘の末一敗地にまみれました。
悪宣伝が行く手を阻みました。
土屋さんは今度の報道でまっとうさのお墨付きを得ました。
賃金未払い報道は土屋さん復活の導火線の役目を果たしました。
忖度せず追及する姿勢が評価されたのです。
もはや怯む理由はありません。
真相究明に向け爆発的な行動を起こす環境が整いました。
土屋さんの今後の活動に期待します。