農作業は、最良の高齢者対策

18日は敬老の日でした。
私と妻と息子家族、7人で近所の介護施設を訪れました。
入所している母にお祝いを言うためです。
ひ孫たち3人が絵で手紙を描きました。

母は1922年7月生まれの101歳です。
洗濯物を干していて尻もちをつき骨折したのが入所の原因です。
転倒は要注意です。

耳が遠いので会話するには骨が折れますが頭はしっかりしてます。
記憶力はすこぶる良く筆談で補えば不自由しません。
スーパー歩行機や人工知能補聴器が誕生すれば通常生活送れそうです。

厚労省によれば100歳以上の人口は9万2193人です。
女性が88.5%。私の母もそのひとりです。
ハートネットナビに都道府県ランキングが載ってました。
人口10万人当たりの100歳以上の割合が多いベスト3は島根、高知、鳥取です。
少ないのは、埼玉、愛知、千葉です。
ちなみに私の住む神奈川は少ない方の5番目、東京は6番目です。

いわゆる田舎に多く都市部に少ないということになります。
長生きするためには自然は不可欠ということを示唆しているように思います。
長生きは田舎の方に優位性があります。

私の母の例からすると思い当たる節があります。
田んぼと畑がありますので農作業が日課でした。
農作業は外に出る機会となり無理しなければ身体を鍛えます。
立ったりかがんだり、農機具や草刈り機を使うと筋トレにもなります。
安全な食物を摂れ環境保全にも役立つし悪いところがありません。

都市部に住んでいると自然は少ないし農作業するにも土地を借りなければなりません。
ベランダや屋上ではのびのびとした農作業はできません。
閉じこもりがちとなり体調を壊しがちになるように思います。
外に出なければおなかも空きませんので食も細くなります。
一人暮らしで友人が少ないと精神的にも落ち込みます。

人生100年時代をまっとうするには元気で長生きを目指すほかありません。
小規模な農作業をする場の確保、一挙何得にもなる有効な手立てです。
都市部でも遊休地が増えてますので確保に努める必要があります。
農作業は外に出て汗をかくことになる点が良いです。
友人たちと一緒ならばさらに楽しい作業となります。
高齢者対策の目玉のひとつになります。

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