ラグビーワールドカップ、世界との差にがく然

ラグビーワールドカップ準々決勝2試合を視ました。
驚いたのがニュージーランド対アイルランドの試合前の儀式です。
ニュージーランド、オールブラックス伝統の勇者の舞があります。
声がまったく聞こえません。

アイルランドサポーターの歓声がさえぎっていました。
アイルランドを今度こそ頂点にという熱い声援でした。

死闘という言葉が陳腐に思えるぶつかり合いでした。
最後のアイルランドの怒とうの攻撃としのぐニュージーランド。
30回の連続攻撃にニュージーランドは耐えました。
一切反則せずに守り続けるニュージーランドに王国の称号が相応しいと納得でした。

開催国フランスと前回の覇者の南アフリカの一戦もすさまじかったです。
特に前半、双方3トライずつ。
防御重視の現代ラグビーで双方の攻撃力に興奮させられました。
結果は1点差で南アフリカの勝利!。

南アフリカの小さな快速ウィングが殊勲でした。
フランスにトライを奪われた後のゴールキックの瞬間でした。
快足を飛ばして猛然とチャージしゴールキックを阻みました。
キックしたフランス選手も一瞬何が起きたかわからなかったはずです。
入っていれば2点加点でした。

日本代表との格差を感ぜざるを得ませんでした。
日本代表が世界に近づいたと考えていたのがいかに浅はかだったのか恥ずかしいです。

日本はニュージーランドのように規律を保ち防御することはできてません。
どこかで反則を犯してしまいます。
南アフリカの選手のように最後まであきらめずチャージする姿勢に欠けてます。
イングランド戦で相手選手の頭のあたりこぼれたボールを追いかけませんでした。
手に当たり前にこぼした反則だと自己判断してしまいました。
イングランドのトライにつながりました

元日本代表の五郎丸歩さんが日本協会が組織的な対応をして備えるべきと論評してました。
選手や各チームの自助努力では限界があるということだと思います。
全くその通りで長期目標を立てて継続的な強化が必須です。

五郎丸さん、テレビ解説は今ひとつでした。
日本が後半の後半に弱いとの指摘に反論してました。
しかし最後まで日本の弱点であり続けました。
協会を論評する前に自分の解説の反省もお願いしたいです。