ワンチームで酒匂川の治水を学ぶ出前授業
ラララにじがにじが 空にかかって きみのきみの気分もはれて
きっと明日はいい天気 きっと明日はいい天気
童謡の「にじ」です。
心が洗われるような歌声が酒匂川の土手に響きました。
ソプラノ歌手の橋本京子さんの歌のプレゼントでした。
聞き入っていたのは開成南小学校の4年生です。
昨日午前中、足柄の歴史再発見クラブで社会科の授業のお手伝いをしました。
テーマは酒匂川の治水でした。
酒匂川の災害の歴史や洪水を防ぐ知恵を学びました。
クラブの会長の関口康弘さん、事務局長の関口明美さん。
メンバーの山下純夫さん橋本さんと私の5人でワンチームになって対応しました。
関口会長が主に解説し他のメンバーで補いました。
橋本さんは得意の歌で参加したという訳です。
関口会長が最も力を入れたのは「かすみ堤」です。
子供たちは事前に学んでいたのですが現場を知り理解を深めました。
堤防が切られていて遊水地になっていることはあまり知られてません。
子供たちに家に帰ったら家族のみんなに解説してあげてと声をかけました。
自慢げに話す姿が想像できます。
13年前の9月8日の大水の時に実際にかすみ堤は大活躍でした。
池のように満水になりました。
稲刈りの直前の背丈の稲が完全に水に浸かりました。
じわじわと水かさが増しじわじわと引いていくため稲は倒れずのそのままでした。
この話をしたら皆驚いていました。
関口明美さんはお地蔵さんの話しでした。
土手を守るうえで重要な場所6か所にお地蔵さんが置いてあることを伝えました。
置いてあるのには理由があるのです。
最後に山下さんがハザードマップの話をしました。
洪水が発生した時にどんな被害が出る可能性があるかを知っておくことは大切です。
まちづくりに直接かかわっている町議らしく子供たちに注意喚起してました。
子どもたちの目はらんらんと輝いていました。
小学生だって立派な地域を担う力の持ち主です。
一緒に治水を考えられ充実のひと時でした。