アイヌ差別発言の時代錯誤

自民党の水田水脈衆院議員のアイヌに関する発言には眉をひそめます。
差別の観点からだけでなく現在の時代状況に対する感度の鈍さからです。

ウクライナ戦争でロシアの脅威があからさまになりました。
安全保障に関わる問題でロシアが譲歩することは断じてありません。
とてつもない執念深さも横たわっています。

ロシアが北海道を虎視眈々と狙っていることは第2次世界大戦末期の行動から明らかです。
過ぎ去った過去の話しと見るのはあまりにナイーブです。
ロシアの執念深さを侮ることは大けがの元です。

ロシアでアイヌ民族はロシアの先住民のひとつなる奇妙な発言がされています。
床屋談義ではなくれっきとした高官の発言です。
衣の下の鎧がちらりと見えたと捉える慎重さを持つべきです。
特に政権の中核を担う自民党議員は心すべきです。

水田議員はこうした時代状況の中でアイヌ民増を差別する発言を重ねています。
日本国内の分断を助長して留飲を下げているかのようです。
大人げないというか子供じみた言動と言わざるを得ません。

ロシアの常とう手段は民族対立を煽り親ロシア派勢力を形成することから始まります。
親ロシア派勢力が牛耳れるようになると場合によっては人民共和国を立ち上げます。
ウクライナと部や南部で現に行われています。

ロシアはアイヌ民族と日本人の対立が深まることを心待ちにしているはずです。
水田議員のような存在がばっこするのはロシアにとって願ってもありません。
ある意味ロシアの手先みたいなものです。
水田議員はこうした立ち位置に陥っていることを自覚して発言を慎んで欲しいです。
良識ある自民党議員ならアイヌとの融和を図りロシアに付け入るスキを与えないことです。

繰り返しますがロシアの執念深さから目をそらしてはなりません。
細心の注意を払い危険性を除去することが日本の安全を守ることです。
ささいな対立をも利用するのがロシアの手口です。
ロシアの罠にはまってはなりません。