小田原へのライドシェア導入は丁寧な説明が大前提
白タクではなくライドシェア。
前者は、法の網をすり抜ける違法な匂いがします。
後者は、新たなビジネスを起す突破口となりそうな新鮮さがあります。
白タクからライドシェアに転換させた原動力はSNSです。
スマホを片手に車を呼ぶしぐさに違法性は伺えません。
運転手が密かに客引きする白タクとは大違いです。
SNSのスマートさが新たなビジネス機会を生んだと言えます。
ライドシェアの導入をめぐる動きが活発になってきました。
仕掛け人は菅義偉前総理です。
菅さんはこの手の政策実現の名手です。
天下国家を揺るがす大課題ではないものの国民の関心は高いです。
携帯料金の値下げがその典型でした。
次期総理の人気調査でいちばんの小泉進次郎さんをヘッドに超党派の議連を結成しました。
ライドシェア実現の流れに乗ったほうが選挙にも有利だとの誘い水に取れます。
機運醸成を図る技です。
23日付の日経新聞に超党派議連の初会合の模様が掲載されていました。
要望の多い自治体の首長から話を聞いたとなってました。
北海道函館市と神奈川県小田原市の名前が挙がっていました。
函館は大泉洋さんの実兄が市長になったことで話題になりその効果を狙ったのでしょう。
小田原は理由が見つかりません。
ライドシェア導入の背景はタクシー業界の人員確保難があります。
日本の成長戦略の柱としてインバウンドが掲げられる中で大きな課題です。
そこに救世主と一躍脚光を浴びたのがライドシェアです。
一般の運転手が有料で客を送迎できるようにして補おうというアイデアです。
小田原は世界の観光地箱根の玄関口でもありインバウンド観光の拠点です。
しかしライドシェアの導入をめぐる議論が盛り上がっているとは聞いてません。
神奈川県には鎌倉も江の島もあります。なぜ小田原市なのか首を傾げました。
ライドシュアはタクシー業界からの反対論があり賛否両論の課題です。
導入ありきで走れば混乱を招きます。
丁寧な説明が大前提です。