男性の器量が問われてます。

おおみそかの紅白、過去最低視聴率とのことです。
ジャニーズ問題への対応の遅れが一因です。
準備時間が足りず企画の仕込み不足でした。

女性の紅白でした。
審査員得票が7対1。
会場も視聴者の得票も女性が圧倒でした。

トップバッターの新しい学校のリーダーズから大トリのミーシャさんまで。
印象に残る歌手の大半は女性でした。
Superflyの越智志帆さんの圧倒的歌唱力。薬師丸ひろ子さんの清楚な歌声。しびれました。
Adoさんの「唱」。表現力の巧みさは群を抜いてます。

男性はと言えばオフィシャル髭男の「チェスボード」聴かせました。
昨年のNHK歌コン、中学生の部の課題曲です。
宮本浩次さんの動きまくるパーフォーマンスは楽しめました。
あとはクイーンでしょうか。

紅白を見ていて歴史的転換点が迫ってきている気がします。
男性と女性のあり方が根本から変わる先ぶれのような…。

男性に社会の困難を突破する推進力が無くなってきました。
本能的に危機を感じた女性たちが前面に出だしたと見ています。
歌の世界もということです。

中島みゆきさんの名曲「糸」。
タテの糸はあなた、ヨコの糸は私と歌ってます。
そういった男性に巡り合えるのを仕合せといってます。

今年の紅白で最も感動したのはあいみょんさんの「愛の花」でした。
NHK朝ドラ「らんまん」の主題歌です。
日本の植物学の基礎を作った牧野富太郎の生涯を描きました。

牧野は独学で波乱の生涯を妻が支えました。
あいみょんさんの歌は妻の立場からのメッセージです。

言葉足らずの愛を 愛の花を貴方に

ふたりの歌は男性が本来持っているはずの力強さを尊敬する気持ちが込められてます。。
多くの男性は地位や立場を守ることに汲々とし女性たちの期待に応えません。
やり手の女性たちは落胆し自ら行動を活発化しています。
これが時代の潮流です。

私も含め男性は岐路に立ってます。
目覚めた女性たちと向き合える器量を持たないと時代からはじかれます。

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