能登半島孤立からの救出大作戦が見えてこない
岸田総理、自民党の政治刷新などと言っている場合ではありません。
災害救援の徹底こそが政治刷新です。
対策会議で官僚の用意した紙を読んでいては陣頭指揮とは言えません。
緊急事態なのに自分の言葉で発せないのが不思議でなりません。
形式的な会議かと誤解を招きます。
緊張感がまったく伝わりません。
怒りを覚えます。
能登半島の孤立状況はいたたまれません。
飢えと寒さで災害関連死も十二分に考えられます。
岸田政権はまさしく正念場です。
発災後1週間たっても被害の全容がわからない現状にはいら立ちが募ります。
テレビに登場する首長は一般的な救援を求めるばかりで具体的ではありません。
市町村としても実態の把握が不十分なのだと推測します。
軽自動車、軽トラ、オートバイ、アシスト自転車など機動性のあるチームが活躍しそうです。
小型重機も。あとは人力しかないのでは…。
通常の救援手法にこだわっていては手遅れにならないか懸念します。
幹線道路の修復は時間がかかりますのでわき道を修復しつなげた方が早いはずです。
地域事情に精通した土木業者が健在ならば良いですが担い手が足らない恐れもあります。
私たちの地域でも土木業者は激減してます。
能登地方も同じ傾向だと思います。
半島を南北に貫く自動車専用道路の映像がテレビで流れてました。
いたるところで陥没してました。
揺れの激烈さと高規格道路の脆さを目の当たりにしました。
半島の背骨の道路基盤が壊れたのは影響が甚大です。
1995年の阪神淡路大震災の時の高速道路の倒壊の映像が頭をかすめます。
その後全国で耐震性を強化したはずなのに自然の猛威はそれを上回ります。
全国同様な道路事情の半島地域はあまたあります。
神奈川県で言えば三浦半島がそうです。
おとなりの伊豆半島もです。
背骨の幹線道路が寸断されると陸の孤島化につながる恐れがあります。
能登半島地震は半島地域の災害救援ルートの確保という新たな課題を問題提起しました。