トランプ大統領復活のピンチをチャンスに変える

アメリカの調査会社が今年の10大リスクを発表してます。
1位はアメリカの分断でした。

大統領選を通じて分断が深まるとしてます。
民主バイデン、共和トランプの両有力候補が高齢であることもリスクです。

世界の注目はトランプ前大統領が復活するかです。
日本やEUは大混乱の引き金だと戦々恐々です。

共和党内の指名競争で岩盤支持層が健在で指名は固そうです。
裁判係争中の大統領が当選となればそれ自体が事件です。

日本ではロッキード事件で有罪判決を受けた田中角栄元総理の例があります。
田中元総理は無罪を勝ち取るために権力奪取に並々ならぬ意欲を示しました。

自派閥からは絶対に総理大臣候補を出しませんでした。
自分が再登板する可能性を確実にするためでした。

派閥人数で100人を超え圧倒的存在感でした。
総裁候補のいる他派閥を取り込むと党内国会議員の過半数を確保できます。

田中支配と言われました。
しかし野望は果たされることなく田中元総理は脳梗塞に倒れ政界から消えました。

海の向こうは事情が異なるようです。
トランプ前大統領の復活もあり得るというのが常識的見方です。

再びトランプ体制になればウクライナへの支援継続は危ういです。
ロシアにとってはこの上ない福音です。

ウクライナのゼレンスキー大統領は気をもんでいることでしょう。
国の存続をかけた外交が待ってます。

イスラエルの強硬路線支持と思います。
ネタニヤフ首相は援軍を心待ちにしていることでしょう。

和平を求める国際世論とのかい離は進みます。
中東情勢は一段と緊迫します。

日本にとって気がかりは台湾情勢です。
対中国であからさまの強硬路線が目に浮かびます。

中国は激しく反発します。
緊張激化は日本に降りかかります。

トランプ大統領の登場は捉えようによってはチャンスです。
アメリカの身勝手な姿勢に距離を置く大義名分が得られます。

アメリカのポチ状態から脱するチャンスです。
肚が座ったリーダーがいればの話です。