ミニ国際シンポジウムで開成町を世界に発信。

写真: 法政大学で日中文化交流を研究している王敏教授らが来町、松田山に登り足柄平野を一望しました。寒かったです。早咲き桜、つぼみ膨らんでました。

法政大学の国際日本学研究所で日中の文化交流を研究されている王敏教授が6日開成町に来られました。4回目です。

その度に新たな研究者やジャーナリストを連れてこられます。中国の治水神禹王が祀られている福沢神社などを丹念に回られます。

今回は、毛沢東の生まれふるさと湖南省で女性の幹部公務員養成学校の校長先生が一緒でした。王敏さんの幅広い交友関係に驚きます。

王敏さんは日中国交回復後最初の交換留学生でした。大連のご出身です。宮沢賢治の研究者でもあります。日本がとても上手で通訳は天下一品です。

私が王敏さんと知り合ったのは2008年に葉山の湘南国際村で開かれたシンポジウムでした。ともに討論の参加者でした。

私が禹王遺跡のことを話すと大変に興味を示されましたので、禹王の研究者の大脇良夫さんと一緒に研究室を訪問してから本格的な交流が始まりました。

王敏さんは今大きなプロジェクトに取り組んでいます。東アジア文化交渉学会という国際学会があって来年5月法政大学で学会の大会を開くとのことです。

文化交渉というと難しく聞こえますが文化交流です。開成町の郷土史研究者の方々が取り組んでいる禹王をテーマとした日中交流は格好の題材です。

私は今王敏さんが所属する国際日本学研究所の客員研究員です。王敏さんのお手伝いをして法政大学と開成町を結びつける役割をしたいです。

王敏さんの手がけている国際学会のシンポジウムの中で禹王をめぐる日中文化交流の進展を発展を発表することも可能だと思います。

王敏さんは6日府川町長と面談して国際学会の構想を説明しました。来年は町制施行60周年ですので関心を持ってもらえました。

できれば学会の参加者に開成町に来てもらって禹王をテーマとする日中文化交流の実際を観てもらえば開成町のまちづくりの発信にもなります。

あじさいが咲き始める5月の下旬の開催なら最高です。開成町の風情を楽しんでもらいミニ国際シンポジウムを開くことができればと思います。