直観で見極める人の心理と人柄
記者にとって直観は生命線です。
取材対象のほんの一瞬のしぐさを見落としてはいけません。
神々は細部に宿るといわれます。
ささいな変化を見落とさないことです。
現役の記者時代、男性ならネクタイ、メガネなど身に着けるものは常にチェックしてました。
女性ならばお化粧や髪形にも気を使いました。
男性はメガネを変える時何かを決意していることがありました。
女性が髪型を変えた時はさりげなく理由をたずねました。
今は男性も髪型やお化粧にこだわる人が増えてます。
女性並みかそれ以上のチェックが要りそうです。
全体の雰囲気で変化を判断することも大切です。
何かいつもと違うと感じることがあります。
テレビ画面を見ていてもわかります。
ニュースで政治家のしぐさを凝視してます。
最近の事例で言えば岸田総理は派閥問題に関しては覚悟を決めていた風情でした。
メモを読まずに前を向き語ってました。
災害対応の時の頼りなさげな様子と異なりました。
覚悟を決めている雰囲気を醸し出してました。
案の定、自らが主宰する伝統ある名門派閥宏池会の解散を打ち出しました。
突如の解散報道を聞いてふに落ちました。
早い段階で肚を決めていたとにらんでます。
能登半島地震の発生が判断を揺らした時期が逆にあった可能性があります。
NHK夜9時の青井キャスターが民放移籍と報じられました。
突如降板しました。
親族企業から報酬を得ていて兼職禁止の内規違反で処分とも報じられてます。
極秘で移籍に動きバツが悪いこともあるでしょう。
青井アナが夜9時の顔のひとりになった時から違和感を感じ続けてました。
移籍、降板と報じられ納得でした。
直観としか言いようがありませんが全体の雰囲気が合ってないのです。
座りが悪いのです。
イケメンかどうかなんて関係ありません。
誠実さと信頼感が基本です。
NHKは報道が命ですのでニュースの顔の人事には慎重さが求められます。
NHK上層部の人を見る眼のなさが気になりました。