首相公選に近づく自民党総裁選

気が早いと言われることを承知で書きます。
今年の自民党総裁選は面白いことになります。

自民党員しか投票はできませんが首相公選的な色合いが強まると思います。
世論の影響を強く受けると思うからです。

派閥が事実上消滅ししばりが効かない中での総裁選です。
世論を意識せざるを得ません。

総裁選挙が終われば衆議院の任期はおよそ1年。
選挙を意識するのが議員心理です。

岸田再選は限りなくゼロです。
1月の日経新聞の世論調査で岸田再選を望む層は1割に届きません。

混沌状況の中での多数派工作は視界不透明になるのは当然です。
派閥が存在した時のような締め付けはできません。

派閥の圧力で総裁選出馬を封じ込められていた政治家にとってはチャンス到来です。
20人の推せん議員は集めやすくなります。

党内の混沌状況と石破茂さんの支持の広がりが見ものです。
石破さんの人望のなさを党内の混沌が補うかと言い換えることができます。

茂木幹事長も人望が無いことが露呈しました。
小渕優子さんら有力メンバーの派閥離脱が続きました。

総理総裁になりたい一心で派閥の存続にこだわっていたと思います。
私利私欲が見透かされました。

麻生派だけは首の皮一枚派閥として残りました。
河野太郎さんが所属してます。

ひところの爆発力は影をひそめています選挙が近付けばむずむずしてくるはずです。
麻生さんが障害なのは前回総裁選と同じだと思います。

高市早苗さんは出馬必至だと思います。
盛り上げ役としても不可欠です。

不気味なのは無派閥でグループを保持している菅前総理です。
石破さんも河野さんも小泉進次郎さんも菅カードとしてありえます。

再選の芽が消えれば岸田総理は後継者指名で主導権をとろうとするでしょう。
ライバル視している林官房長官に譲ることはないです。

上川外務大臣擁立で党内多数派の一翼となることを狙うと見ます。
上川最有力かというとそうとは限りません。

世論の動向がカギです。
結果を左右します。