自民党若手の真価が問われる

日本政治のみみっちさが悲しいです。
派閥からの政治資金のキックバック事件は象徴です。

東京地検は金額にして3千万円で起訴するかどうかのラインを引きました。
起訴されなかった政治家の政治的道義的責任が残ります。

形式犯とはいえ脱法行為に手を染めていた面々は政治改革を語れません。
安倍派5人衆や二階派の幹部は表舞台には出れません。

姑息な手段で裏金を得ているようでは情けないです。
天下国家を語る資格はありません。

名門派閥宏池会でも裏金づくりに手を染めていました。
岸田総理は関与してなくても責任は免れません。

派閥解散だけで済みません。
9月以降も総裁を続けようとするのは論外です。

新たな政治集団結成の絶好のチャンスです。
自民党若手の勇者たちは決起すべき時です。

透明性のある政治の確立の旗印を掲げるだけで求心力を持ちます。
こんな千載一遇はそうあるものではありません。

この局面で大暴れする若手政治家が出てこないならば自民党はおしまいです。
上層部のご機嫌を伺う若年寄ばかりいても何の役にも立ちません。

安倍派源流の福田赳夫元総理の孫で元総務会長の達夫さんは新しい集団をと述べました。
荒波にもまれていない政治貴族は発言のタイミングをわきまえていません。

自派閥が解散の憂き目にあっている時です。
創業者の孫が新しい集団をと言っても安倍派の看板の付け替えかと疑われます。

趣旨がまったくの新しい理念に基づくグループの結成だとしたら闘わなければなりません。
党執行部を突き上げる主張が不可欠です。

派閥の全面禁止や政治資金に関わる国会議員の連座制は序の口です。
党役員人事に関し当選回数別に意見の聴取の義務付けは必須でしょう。

若手らしくDXによる党改革プランの提示も不可欠です。
最重要なテーマが総裁選びです。

投票資格の緩和です。
より首相公選に近づけるのです。

自民党のすそ野を拡大する決め手となるでしょう。
国民の政治参加を促す起爆剤にもなります。