細川の殿は散っても小泉さんの戦いは続く。
東京都知事選挙、世論調査通りに舛添要一さんが勝利しました。有力4氏が出て得票率43パーセントで211万ですので圧勝と言えます。
2着は宇都宮健児さんでした。98万票。共産党の固定票が効いていると思いました。細川護熙さんが3着でした。95万票。投票率のせいですね。
4着田母神俊雄さん。61万票でした。善戦だと思いました。朝日新聞の出口調査によると若者の支持が強いとのことです。若者は右寄りになっています。
舛添さんは、蹴っ飛ばしたはずの自民党に尻尾を振って座を射止めた格好です。勝つこと最優先の安倍政権の意向に合致し勝利を手にしました。
勝った以上は、首都の顔として粉骨砕身努力して欲しいです。石原慎太郎さんみたいに、たまに出勤なんてことは無しにして欲しいです。
舛添さんは決して地域の政治に明るくありません。オリンピック準備と首都直下型地震対策をどう調整するかなど難問については慎重に進めて欲しいです。
それにしても脱原発の一点突破全面展開の細川さんの票がもう少し伸びて欲しかったです。東京都民の脱原発についての民意は不透明なままに終わりました。
細川の殿は政治の表舞台からは完全に去るでしょうけれども小泉純一郎さんの方はそんなことはないと思います。自他ともに許す脱原発の顔になりました。
小泉さんが安倍総理のお膝元の山口知事選挙に脱原発の伝道師として乗り込むかどうか注目です。23日投票ですので目が離せません。
東京都知事選挙で安倍総理の師匠であった過去を楽々と越えて脱原発を迫った胆力は並大抵ではありません。脱原発政局を動かす力の源泉となりました。