上川総理大臣誕生後の大仕事

上川総理大臣誕生後の一丁目一番地の大仕事が決まりました。
官民一体となってのウクライナへの復興支援です。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は24日で2年です。
アメリカの軍事支援の滞りでウクライナの旗色が険しくなってます。

激戦地の東部要衝から撤退と報じられてます。
兵器が無ければ戦えないという単純明快な事実が突きつけられてます。

アメリカ議会は民主・共和両党の対立で追加支援策議案の成立が見込めません。
最大の支援国の姿勢が揺らいでます。

11月の大統領選が影を落としています。
トランプ前大統領がウクライナ支援を阻んでます。

バイデン大統領との対立の先鋭化を狙ったドラマ作りです。
ロシア・ウクライナ戦争におけるアメリカの果たす役割を考えない愚かな行動です。

19日に東京でウクライナ復興支援の会議が開催されました。
憲法の制約から軍事支援ができない日本が復興分野での支援を国内外に表明したものです。

日本外交の指針を示し大いに評価されます。
岸田総理も得意満面の表情に見えました。

しかし岸田総理の出る幕はありません。
9月の総裁選での交代は必至だからです。

代わりに先頭に立つのは日本初の女性総理の上川外務大臣だと思います。
半年間入念に支援策を練り総理就任と同時にダッシュをかけてもらいたいです。

復興に必要な費用は世界銀行などの試算では10年間で72兆円とのことです。
支援国が力を合わせれば年間7兆円は可能です。

最大の問題は復興支援できる軍事環境にあるかでした。
ロシアのことですので停戦はとても見通せません。

そうした情勢下でいち早く復興支援を表明した日本の姿勢は意義あります。
軍事力に依存しない日本型支援の可能性を示しました。

東日本大震災でのがれき処理の経験を活かすことも表明されました。
相次ぐ災害を乗り越えてきた日本の底力を示して欲しいです。

上川総理大臣の最初の外遊先に注目が集まります。
ウクライナ電撃訪問…。期待します。