政治崩壊の足音が聞こえる

政治倫理審査会に岸田総理が登場しました。
公開で開催するとしたのは評価します。

自民党が壊滅するとの危機感は感じません。
他人事のような説明口調でした。

立民党の野田元総理に押し込まれました。
岸田総理は政治資金パーティーを2022 年に7回開催してました。

1億3千万円の収入があったということです。
岸田総理の説明は勉強会だというものでした。

パーティー開催自体は違法ではありません。
総理の立場にあるものとして政治倫理上いかがかという指摘です。

総理在任中はパーティーは開催しないと明言しました。
苦し紛れの答弁に聞こえました。

政治資金パーティーに対する岸田総理の認識の軽さを示しました。
政治資金集めに襟を正して臨む厳格さがありません。

政治に金がかかるのは当然でどんぶり勘定も許されるという甘えを生じさせます。
不祥事の温床です。

国政と小さな町の政治とは全く異なることは承知の上です。
町長時代ひとり年間500円会費の後援会員を一生懸命集めていました。

一度に千万単位の収入を手にする催しを勉強会だと言い張る神経には驚きます。
総理になっても自粛しなかったのですから常識とはかけ離れてます。

政治倫理審査会は永田町の常識は一般社会の非常識を改めて示しました。
会計の責任者だけにすべてを任せていてあとは知らぬ存ぜぬで通ります。

組織のトップとしての責任はかけらもありません。
億単位のかねが動いていても非常識な弁明がまかり通るのです。

野党第一党の立民党の抵抗は目を覆いたくなります。
長口舌の不信任案の提案説明は形を変えた牛歩戦術です。

時代遅れのやり方は歓迎されません。
結果的に自民党を助けているようなものです。

災害対策が盛り込まれた予算はさっと通したほうがよほど迫力が出ます。
政治と金は譲らないぞという覚悟が伝わります。

自民党の危機意識の欠如と野党の時代錯誤が同時進行です。
永田町から聞こえてくる政治崩壊の足音は大きくなる一方です。