世界の才能を開花させる国、日本という生き様

3月3日東京マラソン。
優勝したケニア選手は2時間2分16秒で世界歴代5位でした。

日本人の最高は9位で2時間6分31秒でした。
距離にすると1.4キロ余りはるかかなたです。

次元が違い過ぎます。
優勝争いは夢のまた夢、入賞を目指すレベルです。

かつては現在のマラソン界を統括する瀬古俊彦さんら世界のトップランナーがいました。
古文と同じで今となっては昔の話です。

アフリカ選手の身体能力の高さは否定しようがありません。
1960年ローマオリンピックでエチオピアのアベベ選手は裸足で走り優勝しました。

可能性を秘めた選手がごろごろいて近代的トレーニングを積めば怪物となります。
陸上長距離界では現実となってます。

日本と日本人選手は何を目指せばよいのか戸惑います。
独自トレーニングを編み出し世界の頂点を得る日は来るのでしょうか。

相当に困難な道のりです。
あるとすればひとつ方法があります。

日本独特の長距離競争である駅伝をフル活用することです。
若い有能なアフリカ人選手を高校生の時からスカウトし日本に帰化してもらうのです。

そうすれば肌の色の違う日本選手が世界の頂点に立つ可能性あります。
身体能力と日本の指導力がかみ合う相乗効果です。

日本人選手のレベルを引き上げる効果も期待できます。
相乗効果の二重奏です。

ラグビーの世界では既にそうなってます。
日本人の代表選手はひとチーム15人で半数に満たないです。

日本代表の顔であるリーチ選手をはじめ出身国は意に介されてません。
熱い声援が送られてます。

大相撲もそうです。
横綱と大関のうち日本人はひとりだけです。

モンゴル勢に席巻されていると言っても良い状況です。
協会幹部を日本人が独占しているのと好対照です。

スポーツの世界の現実は日本のこれからの生きざまを考えさせます。
世界の才能を吸い寄せ優れた指導で羽ばたかせる国。

そんな日本の姿を目指すのも生きざまです。
ただし日本人側の意識改革が大前提です。

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