天下御免の暴走老人会発足!

小泉純一郎、山崎拓、武部勤、二階俊博、亀井静香。
7日に東京・銀座の料亭で会食した面々です。

総理を始めしかるべき地位に就いていた元政界の大物たちです。
二階さんだけはまだ現役国会議員ですので別扱いとなりますが。

政界の大立者だった長老がこの時期になぜ集まったかといえば明々白々です。
自民党政治が危機に瀕しているからです。

会食後小泉さんが野党が一本にまとまれば次の選挙は厳しいと述べたことで明らかです。
ただこれは上っ面の話です。

本当の話はポスト岸田だとにらんでます。
自民党政治というか日本の政治の崩壊を食い止める算段を語り合ったはずです。

まずは自民党総裁の次のたま選びです。
石破茂さんの名前が出たとの報道もありました。

高市早苗経済安保大臣や上川陽子外務大臣の名前も間違いなく出たはずです。
2人は現職大臣なので名前を漏らすのを避けたのかもしれません。

大暴れする若手が出ないことも話題に上ったはずです。
自民党内若手の大人しさは異様です。

天下御免の暴走老人が集まり一石を打ち込んだと見てます。
台本を描けそうな方はただひとり亀井さんですので仕掛けたと思います。

小泉さんに声をかけたのがみそです。
今なお知名度は高く脱原発の言動などで若者に影響力を持ってます。

小泉さんが加わることで会合の注目度が格段に上がります。
定期的に会合を重ねれば影響力も持つようになります。

岸田政権は4月の訪米が終われば徐々にレイムダック状態になります。
天下御免の暴走老人会はそうした動きを見越しているはずです。

自民党幹部も無視できない動きです。
巧妙な一手を打ったと思います。

現在の政治の危機は自民党政治の危機に終わりません。
トランプ復活の“もしトラ”が現実味を帯びています。

日本が揺さぶられる可能性は高いです。
オールジャパンで立ち向かう必要があります。

天下御免の暴走老人会の役目はただひとつ。
委縮している現役政治家を叱咤し奮い立たせることです。