食べ物の気持ちになれれば食糧危機はなくなる

散髪していたらテレビから不思議な曲が流れてました。
たこ焼きの歌でした。

自宅に戻ってから調べてみました。
「きみのたこ焼き」という曲名で所ジョージさん作詞、歌は木梨憲武さんでした。

ごみ箱に捨てられたたこ焼き君が自由を求めて向かったのは海でした。
海で自由を謳歌していたら釣りあげられてしまいました。

珍しがられて水族館に送られました。
大きな魚にぱくりと食べられそうになったところで夢だったことに気づきました。

元のたこ焼きとなった後のお願いは残さず食べてでした。
食べた人のためになるのが役目ということです。

「およげたいやき君」を思い出しました。
鉄板に焼かれるのに嫌気がさしたたいやき君が逃げ出したのも海でした。

海は自由の象徴なんですね。
たいやき君も釣られてしまいます。

自分はたいやきだと自覚しました。
ぱくりと釣り人のおじさんに食べられてしまいます。

美味しく食べてもらうのがお仕事です。
たこ焼き君と一緒です。

子ども向けの歌ですがとても大切な真実を伝えていると思いました。
誰かのために役立つことが命あるものの本質ということです。

人間は食べる側に回っているためこの大切な本質を忘れがちです。
ついついむさぼってしまいます。

食糧危機などというと人間に責任はなく自然現象のような響きがあります。
人間側に原因があることは明らかです。

先進国では美味しいものを満腹になるまで食べるのが当たり前です。
たくさんの残りも出ます。

食べ物の立場になって考えるととんでもない暴挙です。
残すために大量生産しているのであれば本末転倒です。

食べ物を安上がりにたくさん作ろうと農薬を使い土を傷めてしまいます。
自分たちの食べる食料がままならない発展途上国から食べ物は先進国へ運ばれます。

もう一度話は振出しに戻ります。
食べ残しが大量に捨てられます。

食糧危機っていったい何だろうと思ってきます。
たこ焼き君かたいやき君の立場に立って考え直す必要があります。