注目度×変革を体現する候補者=投票率アップ

4月になりました。
一年前はほろ苦い季節でした。

湯河原町長選挙で土屋由希子さんが跳ね返されました。
地域政治の変革者と熱烈応援しました。

町民の期待は思ったほど高まりませんでした。
投票率は若干増にとどまりました。

隣町の真鶴町議選で有権者名簿を写メした不祥事が明るみに出ました。
土屋さんのカリスマ性に陰りが生じてしまったことが影響しました。

土屋さん、苦節一年、町議選でトップ当選し政治の舞台に戻りました。
変革の体現者であることを町民にわかってもらう戦いが再び始まりました。

投票率を上げる要因はふたつあります。
ひとつは選挙に対する注目度です。

例えば汚職事件後の出直し選挙は注目を集めます。
それだけでは投票率は上がりません。

変革を体現する候補者の存在が不可欠です。
注目度と相応しい候補者が揃うと投票率は上がります。

自分自身の体験から得た結論です。
1998年2月の開成町長選挙。

河野洋平元自民党総裁系の新人と私の一騎打ちで注目されました。
手前みそですが私への変革の期待が集まり投票率は15%跳ね上がって79%でした。

来月の小田原市長選挙、地域政治の行方を左右します。
守屋輝彦市長と加藤憲一前市長の新旧市長の激突で注目度は高いです。

投票率は上がるかは見通せません。
変革への期待を体現する候補者であるかどうかという決定的な条件が残ってます。

自民党への逆風と自身のスキャンダルで守屋市長は厳しい環境です。
では加藤前市長のカムバックで決まりかというとそんな情勢ではありません。

加藤前市長が変革への期待を一身に集めき切れていないと見るからです。
現状では投票率は上がらず僅差と見るのが常識です。

大接戦になれば組織力で圧倒する守屋市長が有利です。
確かな組織がない加藤前市長は固い票を集めにくいです。

加藤前市長に残された道は変革の体現者であるとして有権者を喚起することです。
期待の高まりは投票率に反映し勝利への展望が見えてきます。