わくわくランド開成構想、開成町議会へ説明

昨日午後、一般社団法人酒匂川流域自然エネルギー研究開発協議会のメンバー4人で開成町議会を訪問し自然エネルギーを活用した農業の再生プランを提案しました。

今月初めに小林議長と井上副議長に相談したところ説明できる場を設定してもらいました。政策の最終決定は町議会ですのでこうした機会をいただけるのはありがたいです。

社団法人の事務局長を務めている武藤理事から社団法人の構成について紹介しました。武藤理事は、水田の水管理をしている酒匂川右岸土地改良区の理事長も務めています。

続いて代表理事の私が挨拶しました。機械が入るように水田を整えた後、あじさいをあぜ道に植えて観光客を呼び込んだ開成町の手法は成功だったと評価しました。

しかし、その水田も後継者難と国の減反政策見直しという危機に直面しています。更にTPPへ加入ということになれば町農業を根本から見直す必要があると述べました。

具体案は、社団法人のメンバーで農業や環境ビジネスに取り組んでいるベンチャー企業の代表者と都市計画のプロフェッショナルであるコンサルタントから説明しました。

小規模の野菜工場をバイオマスエネルギーを活用して立ち上げて希少価値のある野菜を無農薬で栽培し自然食レストランなどに販売していくことが第一ステップと説明しました。

開成町の生産こそ止めてしまったものの設備が残っている造り酒屋、瀬戸酒造の再生をセットで取り組んでいくことも観光と農業を結びつける重要政策だと述べました。

同時進行で開成町南部地域の工業系の用地にバイオマスエネルギー基地を設置して本格的な薬草工場、野菜工場を誘致する計画であることも伝えました。

予定時間は1時間でした。質問が続き15分ほど時間をオーバーしました。魅力的な提案だと評価してもらいました。一緒に考えていきましょうと答えました。

開成町が基本的な方向を定めてもらえれば神奈川県や農林水産省などの各省庁、民間企業にも積極的にアプローチして具体案をさらに詰めて行きます。

隣接する市町との連携も大切です。関係する市町との共同の提案という形になれば最高です。一般社団法人酒匂川流域自然エネルギー研究開発協議会の初仕事、全力で取り組みます。