著名人をまちづくりに活かす
私は1974年3月神奈川県立小田原高校卒業です。
同級生にふたり有名人がいます。
お笑いと演劇のコント赤信号小宮孝恭さんがひとり。
もうひとりがテクノバンドのヒカシューのリーダ―巻上公一さんです。
湯河原出身、高校では同クラスだったことがあります。
尖ってました。
授業中、詩を書いてました。
教師に注意されると「書いちゃ悪いのか!」と開き直った記憶が鮮明にあります。
詩を書く才能があったのです。
詩集『至高妄想』が第1回大岡信賞に選ばれました。
第2集『濃厚な虹を跨(また)ぐ』も荻原朔太郎賞にノミネートです。
音楽の方は世界を股にかけ民族音楽から前衛まで活動の場を広げてます。
今年アメリにある現代芸術家たちを支援する財団から賞を受賞しました。
つい先日巻上さんと懇談する機会がありましたが人脈に圧倒されました。
村上春樹さん原作で濱口竜介監督作品「ドライブマイカー」、カンヌ映画祭で脚本賞です。
音楽を担当した石橋英子さんとはともに活動する仲間です。
「映像の世紀」というNHKのドキュメンタリー番組ご存知でしょうか。
貴重な過去の映像フィルムを編集し直し歴史を問い直す番組です。
テーマ曲がベートーヴェンの楽曲のように内容の重厚さ表現してます。
作曲した加古隆さんは湯河原に住まいがあるとのことです。
俳人の黛まどかさんも湯河原在住だということです。
そういえば亡くなられた作家の西村京太郎さんもそうでした。
著名人に愛される湯河原がうらやましいです。
箱根や小田原まで広げれば相当数の著名人が住んでいると思います。
ビッグネームだと気後れするところがあるのかもしれません。
まちづくりという崇高な目的があるのですから臆する必要はありません。
活かさない手はありません。
巻上さんのような地元っ子に一肌脱いでもらいたいです。
足柄と小田原のまちづくり応援団が結成できれば素晴らしいです。
芸術や文化のまちづくりに欠かせない貴重な存在になるはずです。