ニトリに学べ

お値段以上と聞けば“ニトリ”と答える。
そんな条件反射がおきるぐらいニトリのCMはポピュラーです。

そのニトリは文系大学生の就職人気ランキングで1位です。
日経新聞とマイナビの共同調査で2年連続です。

トップ10には商社、銀行、損保が並び、そこに割って入って首位がニトリです。
セガとかバンダイといったゲーム関連も人気です。

私の学生時代は根強い人気を誇っていたマスコミは無残です。
ベスト50で36位のNHK1社だけです。

新聞は見放されているかのようです。
調査している日経新聞の幹部はどんな気持ちで結果を受け止めているのか興味深いです。

給与が破格の民放もランキングにないのは不思議です。
出版の講談社と集英社は入ってますが漫画人気の反映だと思います。

ニトリは札幌に本社を置く家具をはじめ住宅インテリアの販売会社です。
似鳥昭雄会長の経営手腕で急成長を遂げました。

会社のHPによれば1967年創業で現在の売上高は9400億円を超えてます。
中国や東南アジアにも進出してます。

これだけで人気ランキングトップに躍り出る要因とは思いません。
初任給も27万で破格ではありません。

「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」が志となってました。
「アジアを中心にそのチャレンジを拡げています。」とも記述されてました。

志を掲げ挑戦する姿勢が学生に歓迎されている可能性あります。
気持ちの問題は大きいです。

インターンシップが充実しているようです。
学生に現場を見てもらい判断してもらう姿勢は時代に適ってます。

ニトリの就職ランキングトップは刺激的です。
地方から這い上がった会社が名だたる大企業の上を行くのですから痛快です。

民間企業と地方自治体では成り立ちが違いますがともに経営体です。
就職希望者が殺到するような自治体を目指すのはありです。

ニトリは挑戦し続けて今日の地位を得ました。
自治体、とりわけ地方の小さな自治体はニトリに学べと言いたいです。