保護ネコちゃん里親会訪問記

時代錯誤を痛感させられました。
保護ネコちゃんの里親会に出かけた感想です。

母屋にネズミが入り込んでいるのを妻が発見し騒ぎになりました。
13歳で2年前に亡くなった野良ちゃんが居た時は見張り番役でした。

ネズミを捕まえると母屋の玄関脇の部屋に置いておきます。
一瞬ぎょっとするのですがお手柄だと気づきます。

野良ちゃんがやってくるとよくやったとほめてやります。
ときおりハトとか持ってくるのには往生しました。

野良ちゃんは子猫の時に迷い込んできました。
母がえさをやって居つくようになりました。

オスで避妊手術もしました。
気ままで家ネコ半分野良ちゃん半分でした。

飼う立場からすればありがたい話です。
おなかがすけばやってきますしトイレは外の畑で済まします。

甘えたければ母屋に上がり込みちょこんと座ってます。
ただし子供たちは追い回すので苦手でした。

こんな原体験がこびりついたまま保護ネコちゃんの里親会に出かけました。
相性の良いネコちゃんが居ればとかごまで用意しました。

とんでもない勘違いでした。
家の外に出ることはベランダも含め厳禁だというのです。

せっかく保護して家ネコとして育てたのに再び迷いネコになることを防ぐためです。
ましてネズミを捕るためなんていう理由は想定外中の想定外です。

里親会は小田原に拠点のあるHuman&Animal Networkが主催しました。
小田原市、大磯町、開成町で里親会を定期開催してます。

20日開成町の住宅街の一角で実施された里親会では十数匹がかごの中にいました。
孫君3人と妻と総勢5人で出かけました。

孫君たちは飼う気満々でどれにすると興奮気味でした。
説明をうかがっているうち無理だと思いました。

わが家のように農家の作りの母屋で家の中だけに居させるのは不可能です。
残念無念です。

野良ネコちゃん風のネコとの暮らしは幻想に終わりました。
再び野良の子猫ちゃんが我が家にやってくるのを待つしかないかな…。