小田原市長選挙、加藤憲一前市長のリベンジは”熱さ”次第
2人3脚は選挙でも絶大な効果を発揮します。
先月の湯河原町議選がそうでした。
土屋由紀子さんが率いる地域政党ゆがわらはタッグ戦で臨みました。
現役医師の早乙女智子さんとタッグを組みました。
抜群の知名度を誇る土屋さんは断トツのトップ当選。
落下傘の新人候補の早乙女さんも定数14で6位に入りました。
力感あふれる土屋さんと柔らかな雰囲気の早乙女さん。
キャラクターの違いも相乗効果となりました。
昨日来月の小田原市長選挙を前に小谷栄次郎市議が市政報告会を開きました。
ゲストは市長選に出馬する加藤憲一前小田原市長です。
私が進行役となって討論は進みました。
2人の個性は好対照です。
加藤さんはあくまでも冷静さを失わず市民主導にこだわります。
小谷さんは暴走気味なほど前のめりで積極的です。
加藤さんは国のモデル事業をトップダウンで市政に反映させるやり方に反対です。
市民との共同の政策立案を掲げます。
教育や福祉に予算の配分を手厚くする方針です。
市民の普通の幸せな暮らしを守るのが市政という確信からです。
加藤さんの政策の方向性と手法は理解できます。
しかし4年前の選挙で敗れました。
加藤さんがリベンジを果たしたいとすれば新たな要素を加味する必要があります。
昨日の討論会で小谷さんとタッグを組んで選挙戦を戦うことに活路があると思いました。
小谷さんも教育を中心に人への投資を最大の政策に掲げ守屋輝彦市政に対峙してます。
無駄な公共事業を止めれば財源は生み出せると断言します。
政治には小谷さんのように大見えを切る覚悟が不可欠です。
加藤さんに欠けている部分です。
冷静さだけでなく燃えるような情熱が加われば市民を喚起します。
結果として投票率を押し上げます。
組織力の弱い加藤さんに勝機が見えてきます。
加藤さんと小谷さんがタッグを組めるかが勝敗をわけるように思いました。
加藤さんに欠けているのは”熱さ”です。
小谷さんがそこを補えれば勝機が見えます。