まちへのプライドがまちを創る原点
布袋寅泰(ほていともやす)さんといえばギターのカリスマ。
名曲を書いてます。「PRIDE」。
純な歌詞と美しいメロディー、妻の今井美樹さんが歌い大ヒットしました。
布袋さんの悪っぽい印象とのギャップが魅力です。
貴方は私に自由と孤独を教えてくれた人
夜が来るたび無口になって震える肩を抱きしめていた
次のことばがこの歌を象徴します。
だけど今はあなたへの愛こそが私のプライド
私にはあなたがいる。
そのプライドが自分に生きる活力を与えてくれるということです。
愛する人同士のロマンチックな気持ちを見事に表してます。
このプライドの持ち方はまちづくりに通じます。
まちづくりは住民の方にプライドを持ってもらうことが原点だからです。
そのためには「PRIDE」の歌詞のように愛がなければなりません。
自分のまちを思うといとおしく生きる活力が湧いてくるような気持になってもらうのが理想です。
人を愛するようにまちを愛してくれるかが問題です。
現状は厳しいです。
うちには何もないというのが口ぐせになっていませんか。
1998年2月に開成町長になった時もそうでした。
役場の職員が開成町をそんな風に説明しているのを聞いてがく然としました。
職員がそんな気持ちなら町民が町を愛してくれるわけがありません。
仕掛けを考えました。
目に見える町の象徴が必要です。
開成町の場合は田園空間に咲きほこるあじさいでした。
水田のあぜ道に一斉に咲くあじさいの美しさはほかでは観られない景観です。
徹底して売り込みました。
あじさいの一点突破全面展開と表現しました。
テレビメディアへのプロモーション効果は絶大で観光客は増えました。
役場職員にも町民にとってもプライドが生まれました。
開成町には何もないなんて言う人が減りました。
プライドは人々に行動を促します。
プライドが目覚めたことでみんなでまちを創ろうとする雰囲気が生まれました。
プライドは大切です。
恋愛もまちづくりも共通です。