関東大震災報告書完成へ!、記念講演会開催

足柄の歴史再発見クラブの4冊目の報告書が間もなくお披露目できます。
『関東大震災のあとをめぐる~足柄・小田原・秦野~』です。

足掛け3年にわたり地域の関東大震災遺構を調査してきました。
頁数は120頁ほど、写真が多数紹介されていて小学生でもわかります。

『足柄歴史新聞富士山と酒匂川』『新編富士山と酒匂川』『みんなで学ぶ富士山と酒匂川』。
これまでの報告書に負けない内容です。


表紙には印象が強かった山北町西丹沢の石碑の写真を採用することになりました。
2023年1月31日に西丹沢の大又沢一帯を調査した時のものです。


関東大震災で土砂崩れが頻発し10パーセントから30%崩落したとされます。
林業が盛んな時代は活気あふれる地域でした。


震災から復興した1932年から1964年まで森林鉄道が走っていました。
今は想像できません。


報告書は震災から100年の昨年9月30日に行ったシンポジウムの報告が中心です。
神奈川県温泉地学研究所や東大地震研究所の研究員らの報告が掲載されてます。

足柄地域で歴史分野の部活動に熱心な県立足柄高校の生徒たちの調査報告も載っています。
クラブ員で元国土交通省技官の方の詳細な報告もあります。

小田原市のオクツ薬局で所蔵している貴重な写真集も許可を得て公開します。
会員によるコラムもあり盛りだくさんです。

6月2日(日)午後2時より刊行を記念して講演会を開催します。
場所は小田原の報徳記念館です。

講師は小田原の郷土史研究グループで活躍されている星野知子さんにお願いしました。
テーマは「史資料を残すためにいまのわたしたちができること」です。

歴史をうずもらせないためには節目に光を当て直す作業が不可欠です。
今回のクラブの取り組みもその一環です。

講演会は無料でどなたでも参加できます。
報告書(税込み1500円)の販売もします。

申し込みはyasihiro58157@watch.ocn.ne.jp(関口)まで。