創造都市って何?
(ヨコハマ創造都市センターの入ったビル)
昨日、横浜で「クリエイティブノード/ヨコハマ」という催しがありました。もう少しわかりやすく言えば創造する拠点としての横浜について語り合う会という感じでしょうか。
場所は、市営地下鉄の馬車道の上にある「ヨコハマ創造都市センター」です。地上に出てからビルの案内がないのでお上りさんはうろちょろせざるを得ませんでした。
1階に洒落た感じのカフェがありました。行ったり来たりしても店員の方が声をかけることもありません。ようやくその店内の奥に入口がありました。狭き門でした。
会場は3階でした。受付も予約してありますかと聞かれました。フェイスブックで参加を押しましたと答えました。フェイスブックではダメですと事務的に言われました。
当日券の2000円を払って席に座りました。事前予約だと300円割引です。ケチな根性が頭をよぎりました。しっかり聞いて元を取ろうと思い直しました。
30数人の参加でした。大学生や若い人が多く私が最年長だったかもしれません。タイ、中国、台湾、シンガポールで先進的な街づくりに関わっているゲストを迎えてました。
日本で芸術や文化を取り入れた街づくりを展開している人たちとのやり取りで会は進みました。英語、中国語、日本語が飛び交ってました。
日本語といってもカタカナや和製英語がふんだんに入ります。配布された資料の日本語もカタカナだらけで私には外国語といっても良いような文章です。
台湾第2の都市の高雄は横浜の赤レンガ倉庫のような建物が大規模に存在していてそこを使って芸術家たちが面白い街づくりを展開しているということでした。
日本側の討論参加者が創造都市を作るためには地域との結びつきが大切と話していました。もう一つ希望を感じられるような都市にしないといけないと話してました。
これに尽きます。クリエティシティーとかカッコの良い名前をつければ創造的な都市ができる訳ではありません。普通に暮らしている人と先進的な方々との接点が必要です。
あの都市に行けば若者にとって希望が感じられるという街づくりが創造性を生みます。若者の感性は創造的な街づくりには必要不可欠です。
しかし、今回の催しは、普通の一般市民がのぞいて見ようとはとても思えないでしょう。一部の感度の高い人たちのタコ壺型の催しになってしまいます。
参加した若者が希望を見出したのかどうかはわかりません。私には、希望を感じる都市づくりの具体イメージを喚起させることができませんでした。年かな…。