開成町のまちづくりを支え続ける”あじさい”

連休明けの7日大学講義再開でした。
連休中に開成町を訪ねてきた女子学生のことを紹介しました。

㋅8日から始まるあじさい祭りを見に来て欲しいと宣伝しました。
㋆㏨には山神開成町長がゲスト講師として登場します。

開成町の現在の活気はあじさいから始まりました。
あじさい効果だと解説しました。


水田のあぜ道に整然と植えられたあじさいが開成町にもたらした効果は絶大です。
開成町初の胸を張れる景観です。

役場の職員も開成町には何もありませんと平然と話していた状況が変わりました。
6月の祭りの来場者が増えるにつれ職員の意識が変わりました。

山神町長の父親が町長だった1988年に始まったあじさい祭り。
数千人規模からスタートでした。

私の町長時代にメディアへの露出を工夫しました。
NHKをはじめ主要メディアに取り上げられ開成町を代表する祭りに発展しました。

担当職員に町をセールスする意識が芽生えてきました。
町民にもその意識は伝播しました。

町の自慢の種といえる地域資源に育ったのです。
何もない町からあじさいの町へと変貌しました。

開成町民の“プライド”になったといってよいです。
プライドがまちづくりの原点ということはすでに書きました。

あじさいの町のイメージの定着はその後のまちづくりを一変させました。
主要なまちづくりの実現を強力に後押ししました。

2000年建設省による自転車のまちづくりのモデル都市の採択がまずありました。
あじさいの里の景観があったればこその採択でした。

かやぶきや屋根の古民家瀬戸屋敷事業もあじさい効果です。
あじさいの里があって初めて古民家は活きます。

富士フイルム先進研究所誘致はあじさいが咲く快適な環境があって実現しました。
あじさいには足を向けて寝れないです。

田園空間の中のあじさいはとてもユニークです。
オンリーワン的な価値を生み出しました。

学生にはオンリーワンの大切さを強調しました。
人生にも応用できると伝えました。

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