続・湯河原町長選のゆくへ
幕末維新の歴史シーンで最も劇的と思うのは江戸城無血開城です。
西郷隆盛と勝海舟が1868年3月江戸の薩摩藩邸で会談し成し遂げました。
決裂すれば江戸は焦土でした。
血で血を洗う内戦へと発展した可能性もありました。
危機をふたりの大人物が食い止めました。
日本を分断させてはならないとの思いが合意を導いたと思います。
分断が日本の植民地化を招くと読んでいたのでしょう。
ふたりは愛国者でした。
温泉の町として名高い湯河原。
冨田幸宏町長が突然逝去し町長選が行われます。
冨田町長は35歳で当選3回の松井一寿町議を後継者と考えてきました。
松井さんにとっては弔い選挙です。
立ちはだかるのは土屋由希子町議です。
圧倒的な存在感を示す土屋さんが名乗りを挙げれば町を二分します。
松井さんではなく高橋延幸県議が出馬との観測もあります。
そうなればいっそう激烈な選挙となります。
湯河原は人口減少・少子高齢化で消滅可能性都市とされました。
選挙の分断は混乱のもととなりこの危機を一層深刻化させます。
松井さんが妥協するのは困難です。
弔いという十字架を背負っています。
高橋さんは自民党の看板があり出馬決断に至れば後退はあり得ません。
残るは土屋さんひとりです。
いつもの私なら断固勝負と言い張ったでしょうが今度は違います。
調和の道を歩んで欲しいです。
土屋さんは町議選で2回連続断トツトップ当選です。
退却は我慢しがたいでしょう。
そこを耐えることで成長があると思います。
そうした行動は町民に支持されると見てます。
もちろん私の勝手な願望に過ぎません。
土屋さんの自由意思が最優先ですが度量を示してくれると信じます。
町と議会は車の両輪です。
議会改革の推進役となり先進的な議会とすることに注力したらどうでしょうか。
土屋さんほどの実力があれば町長となる日は必ず来ます。
我慢するのもひとつの道です。
土屋さんには早期の決断を期待します。
新たな目標に走り出して欲しいです。