湯河原町の民主主義が危ない
小田原市長選に気を取られていました。
湯河原町長選挙が迫ってます。
㋅23日開票ですのでひと月切ってます。
私は弔い選挙になると思い込んでいました。
35歳の松井一寿町議が最有力候補と見てました。
亡くなった富田幸宏町長が後継者にと切望していたとされるからです。
町役場の64歳の元幹部が出馬するとして記者会見しました。
意外でした。
町議会の圧倒的多数派が推しているようです。
すぐに昨年12月に行われた真鶴町長選挙を思い出しました。
リコールされた松本一彦町長の後継を選ぶ選挙です。
反松本派の町議と町の有力者が結束して町幹部を擁立しました。
横須賀市議だった小林伸行さんが突如舞い降りてきました。
反松本派の目論見は崩れました。
小林さんが勝ちました。
旧態然とした政治の刷新を町民は選びました。
湯河原町の政治を牛耳っている面々が隣町の出来事を知らないはずはありません。
教訓とは考えなかったのでしょう。
弔い選挙は後継者が有利です。
松井町議は若いのになぜ挑戦しないのか首を傾げます。
故冨田町長の後援会が総力を挙げれば強いです。
こうした相手に真っ向勝負を挑むと分断が深まる恐れがあり出馬決断しにくいです。
しかし弔いの要素はほぼなくなりました。
富田町政の継続の是非に争点は移ります。
町議らが多数派を結成して役場元幹部を擁立することのデメリットがあります。
議会は行政に対するチェック機能を放棄したのも同然です。
町有力者もその隊列に加わってくるともっと事態は深刻です。
古めかしい言葉ですが戦前の日本の“大政翼賛会”のようです。
自由に議論する流れを抑えひとつの方向に向かわせようとするやり方です。
時代錯誤の政治手法だと思います。
このまま無投票ということになれば湯河原町の民主主義は危ういです。
町民に選択肢をきちんと示す必要があります。
こうした状況になってくると湯河原町の最恐女子の動向が気になります。
期待を込めてどうする土屋由希子さん。