衆院神奈川第17区、立民党候補者選びに異論

野中広務さんの顔が浮かびました。
若い方は名前を聞いたこともないでしょうが私が最も影響を受けた政治家です。

自民党の幹事長や小渕内閣の官房長官を務めた大物政治家です。
野中さんのモットーが筋を通すでした。

筋道を外してはならんと口酸っぱく言われました。
外れた行動をとると“わしゃ許さん”とひどく叱られました。

小田原市議の小谷英次郎さんから会いたいと連絡がありました。
昨夕小田原市役所で会いました。

切り出された言葉に首を傾げました。
「党本部や県連の許しを得たので露木さんに話します。」というのです。

党本部や県連とは立民党のことです。
4月初めに衆院神奈川17区の公募に手を挙げ了解が得られたような話しでした。

将来の方向性を確認してきたので意外に思いました。
地方政治で行くと明言していました。

立民党への追い風で気が変わったのかもしれません。
県連の仕掛けに乗ったのかもしれません。

小谷さんに質問しました。
小田原には先輩県議の佐々木ナオミさんがいるが話してあるのかと。

来週話すとの答えでした。
私は筋を間違えては政治家として大成しないと言いました。

佐々木さんも衆院選に意欲との情報が流れてます。
小谷さんは同じ党派ですので知らないはずはありません。

誰が画を描いているのか知りませんが策を弄し過ぎです。
小谷さんはこそこそ裏工作するのではなく正々堂々と名乗り出ればよいのです。

ふと浮かんだのが冒頭に書いた野中さんでした。
野中さんの口調を思い出し「私は断じて許さん!」と言いました。

小谷さんは黙っていましたが心なしか顔は青ざめていました。
内心はうかがい知れませんが…。

党本部も県連もこうしたやり方で小谷さんの公認を認めるとしたら違和感あります。
佐々木さんの支援者の意見も踏まえ公平に決める必要があります。

県連内部の権力闘争の延長だとして力で押し切るのは時代に合いません。
選挙区内の党員とサポーターで予備選を行ったらどうでしょう。