既存の発想を超えたまちづくり

今週の神奈川大学まちづくり講義は発想の転換を学生に問題提起しました。
日本全体が行き詰っているのですから同じやり方ではダメということです。

柔らかな発想が必要なのです。
若い人に期待する最大の理由です。

前例踏襲では未来は拓けません。
当たり前を突破してこそ展望が開けます。

開成町で富士フイルム先進研究所の誘致に成功しました。
企業誘致というと経済的側面にとらわれがちです。

土地を確保し造成して企業向けの優遇措置を講じるとかです。
研究所誘致には足りません。

研究員が過ごしやすいような環境を用意することが大切です。
研究員がほっとするような空間が必要ではないかと経営陣に問いました。

ひらめきが閉じ込められた場所で生まれるとは思えません。
心地よい場が研究者には不可欠です。

あじさいの里の景観を盛んにアピールしました。
東京にも行きやすい利便性があるのにのどかな田園もあるのです。

かやぶき屋根の古民家瀬戸屋敷に社長を招きおもてなし攻勢をかけました。
田園景観とセットで企業誘致をとらえた発想は功を奏しました。

開成町は明治以来ひとつの小学校でした。
2010年に新しい小学校が開校しました。

子どもの数が増えたので小学校を建てたのではありません。
目を見張るような小学校を見てもらい人口増の起爆剤にしようとしました。

先行して学校を建て素晴らしい小学校に子どもたちを通わせませんかという発想です。
大成功でした。

周辺には美しい住宅地があり着実に子育て世代が移り住んでいます。
学校建設と人口戦略を総合的にとらえた成果が出ました。

最後にひとつ付け加えました。
なぜ快適な小学校が建設できたかです。

父親が町長だった時に小学校の建設用地が確保してあったからです。
遊休地が見事に生き返りました。

まちづくりは既存の発想を超えることで新たな展望が開けます。
若い人の方が適してます。

若い柔軟な発想が今ほど求められている時はありません。
挑戦して欲しいです。