化け物級したたかさで女帝一歩リード

東京都知事選が告示されました。
小池都知事に蓮舫さんが対抗とメディアがにぎやかに報じてます。

芸能ニュースみたいです。
人気投票的な要素が多分にありますので芸能の世界に近いです。

小池都知事も蓮舫さんもキャスター出身ですので振る舞いは心得てます。
どう見られるかを気にするタイプに見えます。

ふたりの一騎打ちならば小池さんの方に分があります。
したたかさが並外れてます。

有力政治家を渡り歩き今日の地位を得てます。
細川護熙さんから始まり小沢一郎さんへそして小泉純一郎さん。

安倍晋三さんには冷たくされたと見るや二階俊博さんに接近しました。
アッパレとしか言いようのない衒いのなさです。

蓮舫さんは小池知事のように面の皮は厚くありません。
ふたり続けてテレビ画面に映ると蓮舫さんの方が軽量に見えます。

相手はド迫力の面構えですので押され気味です。
線が細い感じです。

”口撃”一辺倒の政治キャリアが災いしてます。
尖るだけでは存在感につながりません。

蓮舫さんの追い風は出身母体の立民党からいじられていることです。
ピンチはチャンスと見て果敢に動けば反転もありえます。

前広島県安芸高田市長の石丸伸一さんの事前のメディアの扱いは小さいです。
底知れぬ能力の持ち主か向こう見ずな大馬鹿者か。

正体が見えないことが関心を掻き立てます。
ネット社会で踊ってましたのでステルス性があります。

謎めいています。
石丸さんもそんな世間の受け止め方を意識しているように見えます。

書店に著書が並んでましたので手に取りました。
中身は乏しかったです。

政治再建などの公約もいまひとつ響きません。
でもたいした問題ではありません。

政策ではなく既成政治に対する有権者の不満が味方だからです。
大化けを目論んでいるはずです。

出馬記者会見で「政治屋一掃、恥を知れ恥を！」とかましてました。
都知事選劇場を意識したセリフです。

石丸さん今はまだ脇役です。
主役を食う演技を見せるか見ものです。